Headline About TechLog Download Java VBA Link

January 3, 2009.

ワイン会


(ワインの写真は忘れなければまたUPします)

恒例のワイン会のために7時起床。目的があれば起きられるのか。カメラなどを持って出発。とても寒い日。毎年1月3日はワイン会、というのが定番になりつつある。今回のメンバはホストC様、Kっち、H姉妹(字面だけ見るとエロいな)、彼女様、自分の6名。これまたいつもどおり、アピタに集合して無計画につまみを画策。定番の鍋物をやることに。

 

最初はロゼのシャンパン。これはなかなか香りと味のしっかりした物。モエエなどはスッキリサッパリ後味なしだったりするので、それとは対照的な味。どっちかというと白ワイン的だ。モエエって値段の割には....と思わなくも無い、贅沢舌。こんなbaristaに誰がした!(明らかにC様だ)でも安い甘いスパークリングは好きだったり。別ジャンルの飲み物。既にこの時点でスモークサーモンや生ハムを食べつくしかけるメンバ。ワイン会なのか食事会なのか。まぁ、食べずに飲むと回るしね。

2本目は赤ワイン。これはヴィンテージがH妹(字面..(略))の誕生年の物。テイスティングをしたH妹、開口一番に「渋い」。結構なオールドヴィンテージなのにそんなに渋いのかなぁ、まぁ女の子は赤ワインは飲みつけてないから、と飲んでみたら、確かに渋いな、こりゃ。樽かコルクのような匂いが強くて渋みが強く、あんまり香りが強くない。度数が低く感じてしまう感じ。時間が経ったら渋みは抜けて飲みやすくなったけど、香りは弱いなぁ。ちょっと枯れちゃったのかも。しかし、嘆くなH妹よ。同じ銘柄同じヴィンテージでも味は千差万別だったりするぞ。保存時の環境なんかが味に大きく影響するわけで、枯れない努力が肝心なのだな、人もワインも。

3本目は白ワイン。こちらはとても特徴的で美味しかった。色は非常に濃く、開けて直ぐはイチジクのような特徴的な匂いが強く、癖のある味。これが時間が経つにつれとても爽やかな香りに。ジャンルわけをすると辛口になるのだろうけれど、非常に飲みやすい、なかなか稀有な味のワインだった。

で、このころに女性2名が早期退散、2名がソファーで仮眠ペースとなったため小休止...していたのだが、手持ち無沙汰になり、もう一本ロゼをあける。これが淡白だけれど飲みやすくて面白い香りのワイン。で、食べ物もなくなっていたためつい勢いよく飲んで結構回る。

女性陣が起きてきたころに、最後にアイスワインをあける。もの凄く濃くて甘い。しかしガッツリ冷えているので飲みやすい。....ものの、ちょっと飲みすぎた。猛烈に眠気に襲われた。ゆったりペースの予定が、つい加速してしまったな。1人が運転手だったので5人で5本。しかも彼女様とH妹は大して飲んでないので、実質3人で4本ぐらいのペース。贅沢しすぎだな。フランス留学中のロモ様が帰ってきたらぜひお誘いしたいところ。

 

19時過ぎにタクシーを呼んで駅まで移動。そこから電車に揺られて50分。彼女様が相当飲みすぎモードだったので心配で家まで送る。ところが心配されてお姉さんに家まで車で送ってもらう。申し訳ない。ここ最近、たくさん飲んだ日はあえてさめるまで寝ずに起きている方が調子がいい気がするため、自室にこもって映画モード。ナルニア2をBru-rayで鑑賞。見終わってから入浴&就寝。結局25時ぐらいか?

 

ナルニア2の感想は以下。例によってネタバレを避ける予定だけれど、気になる未見の人はこの辺で。

 

========================

ナルニアの続編。監督が同じなのでカラーも同じ。相変わらずエグ目の描写は皆無で、お子様も安心なファンタジー。オープニングに戦争シーンが挿入された前作と異なり、単なる日常からのトリップなので安心感も倍増。ただ、それゆえに何であのタイミングで「あちら側」へ行ったのかの必然性は弱い。「角笛」のせいだ、といわれればそれまでだが、パラレルワールドの時間軸がずれているため、必然性がどうというよりは、完全にファンタジー側に舵を切って、文学性を捨てたといって良いだろう。まぁ、そのこと自体は欠点ではない。

本作は前作の「後日談」という形となっている。登場する種族などは同じだが、登場人物の多くは差し替え。「あの」フォーンやビーバー君に出会えないのはやや寂しい。前作と絡むキャラクタが少なすぎるため、続けてみた人にはサービスが足りなく思う。映像は前作からやや向上。戦闘シーンの見せ場も増えて大満足。ロードオブザリングの功績なのか、弓矢使いの戦い方が古い作品とは違って華やかで良い。一方長男はいまひとつ華が無いなぁ。重装兵が盾と剣をぶつけ合う戦いは単なる酒場の殴り合いに見えてしまうので、日本人の感覚にはそぐわないのかも。やはり、「かわす」剣闘が見たいのだよなぁ。

で、ストーリーはその後どうなっていくのかというと、特に何もなし。ロードオブザリングしかり、本作しかりだが、物量で圧倒することに終始する戦闘は美しくないなぁ。それでは主人公のカリスマが見えないのでは?いや、戦争においてカリスマなんかいない方が普通なのは知っているけれど、300(スリーハンドレッド)などの方がコンセプトの時点で美しい。ただまぁ、「王の帰還」よりフラストレーションはたまらない。気楽なので若年層にはこれで良いのかも。

ただ、台詞に関する重大な疑問あり。おそらく原作どおりなのだとは思うが、前作(http://sdls.net/~barista/tech/diary/2008/12/21.html)を見た際に書いた、「try it」の素晴らしさをペンディングするような台詞があるのだ。それはラストシーンの長男と長女の台詞である。それを言ってしまうとファンタジーではなく文学になってしまうと思うのだが。そこが冒頭に「そのこと自体は欠点ではない」と書いた理由である。前作は「文学だとみんな思っているのだが、ファンタジの要素を残した」点を評価したのだが、本作は「ファンタジという前提で始まったのに、文学に引き戻される」のである。この気持ち悪さは続編で解決されるのかもしれないので、当面苦情は飲み込んでおくが、.....なんだかなぁ。「異世界」の立ち位置がファンタジ作品の肝だと思うのだけれど....。

そんなわけで、一般人に65点。ファンタジ好きに70点。見て損はないけど、お買い得ともいいがたい感じ。価格相応。


名前: 意見: パス:

※パスにはこの日記のタイトルをコピペして下さい。

barista:あれ、よく見たら写真にアイスワインがない。ってことは今回の日記に赤ワインが1本抜けてるな。まとめがきはいかんね。 -2009/01/08 00:02:10


January, 2009
SUN MON TUS WED TUR FRI SAT
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031