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February 29, 2008. 四年に一度の 春眠が暁を覚えない朝。春眠に興じるには些か肌寒い朝だが、立春は過ぎているので強ち間違いでもあるまい。朝が辛いと前日の運動が実に成った様で嬉しくもある。斯くも人の心理の複雑なる事よ。
県庁での練習に参加する為、特急を利用。隣席の男性の異常性に恐怖した。先ず鼻息が荒い。然も其の呼吸音が小刻みに震え、宛ら重病を患った老父を演ずる役者の如き様態である。余りの呼吸音に耐えられなくなり、携帯ゲーム機のイヤホンで耳を塞ぐも、今度は其の奇行に驚愕させられた。男性はやおら蓋付のプラスティック容器を取り出し、其処にペットボトルのお茶を潅ぎ入れると、何やら鞄を漁り始めた。取り出したのは焼酎の紙パックで、男性は車内で焼酎の茶割りを作り、一杯、また一杯と呷り始めた。そして時折、苦しそうな表情を作ると、一分程度咳き込み続け、酒臭い息を其処彼処に撒き散らす。流石に此れには辟易とした。身形は真当なサラリーマンのようであったが、アルコール依存症の一歩手前と見受けられる。非常に怖ろしい思いをした。
常日頃、自分の世界に閉じ籠りがちな性質で、近年では世俗の動きに益々もって疎くなった。暦で二月が二十九日迄有るのを見て、北京五輪が今年開催される事に気づいた程だ。道理で最近スポーツ番組が多い筈だ。 二月二十九日と言えば四年に一度という印象が有るが、実は正確では無い。百年に一度は二十九日が存在せず、又、四百年に一度はそれを覆して存在する。但し、二千年にはシドニー五輪が開催されたことから、閏年と五輪の開催には直接の関係が無いようだ。 ※パスにはこの日記のタイトルをコピペして下さい。 Copyright 2008 barista. All rights reserved. |
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