|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012 2010 2009 2008 2007 |
August 16, 2008. 贅沢三昧 昼前に出かけて買い物へ。昼食にガッツリ和牛を食べた。このところずっと肉が食べたいと騒いでいたので、ようやく落ち着いた感じ。昼からビールを飲む贅沢。その後はうだうだ。こういう時間の使い方は贅沢でよい。
夕食に松坂にあるラ・カンティーナというお店へ。日頃は店の名前はあまり書かないのだけど(混んでいるお店が苦手なので)、もの凄くおいしいお店のわりに客の入りが少なめで心配なので書いておこう。5000円程度のオマカセコースを注文した。 まずは前菜の盛り合わせ。トマトのカプレーゼやパンツェッタ、ツブ貝、カルパッチョやラスクのようなものが盛り合わせてある。トマトは驚くほど甘い。というか驚いた。あまりの甘さとその香りにイチゴが混ぜてあるのかと思ったぐらい。そういう事を書くと誇張だと思われがちだが、本気で疑って後で店長に尋ねたぐらいだ。ラスクにアナゴを乗せたもの?も絶品。口に入れてすぐは何だかわからないのだが、しばらくたつと一度オイルでローストしたような匂いが口の中に広がって素晴らしい。松の実のような香りのするパンツェッタも良かったが、絶品だったのが白身魚(鯛?)のカルパッチョ。通常の酸味の強いものを想像していたら、口当たりがマイルドで、驚くほどはっきりしたスモークの香りが漂った。 二皿目はズワイガニのリングイネ。2人分に対しズワイガニを半身使った贅沢なパスタ。ソースは濃厚で、リングイネとの相性は抜群。そしてカニがとても甘い。パスタに使うカニは出汁としての役割だけということが多いが、実もぎっしり詰っていてとても甘くて美味しかった。 三皿目はオマール海老のトルテッリ。こちらは1皿に海老が半身。ミソがとても濃厚で、尾にギッシリつまった身が最高に美味しかった。また、トルテッリにも海老が詰められており、香りと歯ごたえが素晴らしかった。皿にはアサリも盛り付けられていたのだが、トマトソースが当然赤ワイン仕立てなのに対し、アサリは恐らく別途白ワインで仕上げて、後で盛り付けられていた様子。アルコールの香りにインパクトがあって素敵だった。 そして四皿目はイカに詰め物をしたもの。もの凄くやわらかく仕上げた海老にパテのようなものが詰めてあって、少し刺激的なソースによりとても食べやすい一品。皿には茄子のオーブン焼きが添えられており、パン粉のようなものが乗せられ非常に香ばしい。 で、デザートは定番のティラミス。ベースにアルコールのしっかり効いた好みのタイプのもので、ココアパウダーで仕上げたタイプ。誕生日で予約しておいたため、ろうそくを一本立ててもらった。また、写真も撮ってもらい、ちょっとした事だが非常にうれしかった。 最後はエスプレッソ or 紅茶。真にイタリアンのお店なので、ドリンクはデザートより後で提供される。「できればここで普通の珈琲もあれば完璧なのだが」というのが、彼女様と自分の共通の見解。他は完璧。文句なし。高級志向のイタリアンはフレンチよりになりがちだけど、ここのお店のイタリアンは素材の味が生きていて、それでいて香りに対してとても丁寧な処理を行なっていて最高。間違いなく三重県で一番イタリアン的なイタリアンが食べられる店だと思う。 帰りに、お気に入りの物はありましたかときかれ、ついオードブルに関する質問ばかりしてしまって、メインに関する評価を言い忘れる。恥ずかしい。反省。店長さんごめんなさい。本気で全部美味しかったです。別ジャンルのお店も含め、ナンバーワンのお店の1つです。料理が素敵過ぎて、しばらくお酒の注文をし忘れたぐらいでした。 しかし、あとで考えたら、昼に肉をガッツリ食べた後で、オマカセメニューが全部海関係って完璧な構成。こちらの顔を見て決めたんじゃないかというぐらいだ。奇跡的なメニュー構成だったなぁ。
帰りに本屋めぐりなど。I am LegendのBlu-rayを発見し、レンタル。今日は味の記憶が薄れると勿体無いので、見るのは明日の朝。 ※パスにはこの日記のタイトルをコピペして下さい。 Copyright 2008 barista. All rights reserved. |
|