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December 9, 2008.

美しさが重要


今朝も昨日と同じペース。居眠りせずいかに座ったままで本が読み続けられるかに挑戦したところ、随分進んだ。しかし、30分は持たないな。20分ぐらいが限界。ストーリーは徐々に分かりやすいハードボイルド展開に。いや、日本で一般認知されている意味でのハードボイルド的って意味で。

 

今朝ものんびりとコーディング。で、いろいろ試すがうまくいかない。何故だろうと思ったら、そもそものテーブル設計に問題発見。いや、テーブル設計は自分じゃないのでいじめないで。でPLに相談。テーブル設計を直すか、プログラムで直すかとまたディスカッション。結局プログラムの方を直すことにし、SQLを書き始める。ところが、想像していた以上に影響は大きく、SQLにして50行ぐらいは直さなければいけない羽目に。いや、別に大した訂正ではないのだが。

ただ、今回の修正方針は自分で槍ながらとても気に入らない。プログラムってのは、やるべきシーンでやるべき処理を行い、作るべきデータを準備しておくという「美しさ」がとても重要なのだ。あるべき姿でない設計にしておくと、次の修正が入ったときに必ずどこかにほころびが出て痛い目を見る。先日サークルのホームページを弄っていて「人数が欲しい」などと言うようなリクエストに即時対応できたのは、根本の設計がきちんとしていたからである。そういう意味において、今回の修正方針は失敗だった。今後痛い目を見る羽目にならなければいいが...。もし問題が起きたら、テーブル設計から直すようにすべきだろう。もっとも今の自分なら5時間ぐらいで対応できると思うので大した作業ではないが。ただ、「今の」ってのが重要で、将来発生する修正の頃には、すっかり忘れてて痛い目を見るんだよなぁ。

 

結局つくったり試験したりを繰り返し、一つ未解決。原因究明を明日に残し19時頃退社。雨のため諦めて地下鉄へ。帰りの電車は読書&日記に時間を費やす。やるべき事が沢山溜まっているので、暫く日記は簡潔にしないと。

 

帰宅・夕食後に保険の書類に署名捺印。「代理手続き」を追加申し込みしますか?と書いてある。どういう事かというと、「自分が意識不明になって入院したときに他人が請求できるサービス」である。つまり逆に言うと、いままで、baristaが保険に入っていても、baristaが事故で意識不明になった場合、家族では入院費用を保険屋に請求できなかったと言うことだ。殆どそんな物は詐欺だろう。ガンで本人に告知していない場合も、今までは貰えなかったのだという。国が「請求がなかったから支払わなかった」という保険屋の体質を直せとちょっとまえに指導したことからのサービスの名を借りたクレーム対策だな。逆に新規に署名捺印を行ったせいで、請求しなかった場合にはますます向こうの責任は問われないことになるだろう。自分が意識不明になって回復できなかったときのお金の話なんかどうでも良いけど、結婚して子供が出来たら、切実な問題だろう。

 

その後は部屋に戻り、PCの整理をして写真整理の準備。HDDが一杯で身動きが取れない。全部DVDに書き出すか...。外付けHDDを買った方が安いけど、壊れたら全滅という意味ではリスク分散できるDVDの方が有利。無論、RAIDを組めば済むことだが、まぁ、ねぇ。

ちょっとだけまたゲーム。それから若干の筋トレと入浴。寝る前に「ハンニバル・ライジング」を見て、26:30ごろ就寝。

 

以下ほぼネタバレ無しの予定だけど、やばいと思う人はここでさようなら。

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ハンニバルライジングは、かのハンニバル・レクター博士がいかにあの性癖を身につけたかを描いた作品。スピンオフではなく、きちんとした原作者による続編だ。レクター博士の幼少から青年期までを描いている。

先に点数を書くと、70点かな。いや、かなり面白かったんだけど、「羊たちの沈黙」のすばらしさの後では期待が膨らみすぎて辛口にならざるを得ない。

映像は丁寧で綺麗で、戦争シーンなども含め非常に良くできている。日本と中国の文化の区別がついていない点は愛嬌。気に入らなかったのは幼少のレクター博士に天才性があまり見られなかった点。子供時代はあまりに無邪気で、なにも凄さを感じないし、青年期は感情的で無計画で、ちょっと物足りない印象。もっと計算高く描いて欲しかった。これが原作の問題なのか、演出の問題なのかは、原作を読んでいないため不明。ただ、「羊たちの沈黙」を名作とならしめたのは脚本と演出の力が大きかったとのことなので、後者かも知れない。唯一天才性を感じたのは、'SING'のシーンぐらいか。病院のシーンや鳥は予想できちゃったし。あとは「解剖学」の知識があまり役に立ってないなという感じ。もっと才能を無駄遣いして欲しい。

青年期の演技についてはまぁまぁ。表情なんかはレクターっぽい。ただ、あの歩き方はやり過ぎだろう。あれは老人レクターだからああいう歩き方なのではないのかなぁ?ひょっとしたら原作には怪我などの理由が登場するのかも知れないけれど。ともあれ普通に考えたら素晴らしい演技なんだけど、老人ハンニバルが凄すぎたからなぁ。残念ながら鳥肌が立つようなシーンは無かった。

 

ってなわけで、後は「ハンニバル」を見ればシリーズ制覇となる。ついでにレッドドラゴンも見直したいところ。ただ、どちらも今回は借りてきてないので、また今度。


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