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December 2, 2008.

モノカゲ・ジッソー


今朝は電車でうまく座れたものの、即眠くなってぐっすり。読書は進まず。やはり座らない方が得な気もしないではない。今朝もN駅から2駅歩いて出社。壁の時計を見るとあと10分で遅刻。ちょっとあせったのだが、時計が随分進んでいただけだった。無言で時間を出退勤記録端末にあわせておいた。誰かたまには治そうぜ。今度進んでたら、進んでる時間に合わせて定時退社してやるからな。

 

今日は一日コーディング。先日からやっていた複雑な処理がようやく完成。懸念していた処理時間も問題なさげ。初代Celeron 2.2GHzのクライアントと無印Pentium4 1.6GHzのサーバの組み合わせで4〜5秒で終わるぐらいだから、本番環境では一瞬だろう。あ、ちなみにこれは月次締めレベルの処理の話。通常のGUIの応答が5秒だったら気が狂う。VBによるExcel出力のためのコーディングも途中まで。こちらは簡単だが久すら面倒。罫線を書かなくて良ければ作業量は半分なのだが。

 

お昼は相変わらずのダイエットメニュー。帰りは相変わらず駅までウォーキング。疲れと空腹でおやつを買いそうになるのを必死で我慢。座ってサークルのホームページのコーディングがしたかったので、並んで急行を待った。その間にサークル関係のメールを方々に送信。ゲストにも予定表や掲示板を利用してもらうため。まぁ、ゲストは予定表への書き込みは出来ないのだけれど。

ところがメールを送り終わって正面を向いたら、さっきまでいなかった若い女性が二人増えている。どうも前に並んでいた男の友人っぽい。どうもいまどきの若者は理解していないみたいだが、友人が並んでいたら入ってOKってのは間違い。一緒に並びたいなら先にいた方が後ろに下がるべき。座るために急行を一本見送ってまで並んでいる人間がいることを考えて欲しい。

でもまぁ、人数的にそいつらが割り込んでも座れるぐらいの位置だから良いか、と電車をまち、ドアが開いたら、この女ども、乗り込むのが死ぬほどおっせぇ。思わず「チャキチャキ歩けやこのウスノロ共が!」と叫んだ。いや、心の中で。割り込むガッツがあるなら、目を三角にして椅子にダッシュして欲しい。全く。

結局そんなわけで見事座れず。立ち乗りする羽目に。腹が立ったから下りて特急に乗ってやろうかと思った。これは朝の「やはり座らない方が得な気も...」という感想への神様の答えかもしれない。仕方なくロング・グッドバイを読む。ところが、隣の若いにいちゃん達が大声でジョジョの話を始めるから、頭が英語脳にならず、ちっとも読めない。っていうか、......「ジョジョの話だったら俺も混ぜろ!!!」と思った。ウリリリリィィ。

Y駅から座れたのでコーディングに切り替え。順位と得点計算までは完成。あとは入力系と対外試合成績と総合集計の画面を作るだけだな、って先が長いな、おい。とりあえず目標は忘年会には公開...ってあと3日か??うーん、ちょっと無理かも。

 

帰宅・夕食後にハルクの続き。っていうか数分しか残ってなかった。そしてめちゃくちゃあっけない終わり。そういえばこんなエンディングだっけ??続編を考慮した締め方なのかもしれないが、特にストーリー的に面白いところは無し。マーヴル物にしちゃユーモアも無いし。個人的には40点。悪くはないがCG以外に特筆すべき点なし。オヤジがもっと活躍してれば違ったんだろうけど。次回作のために出し惜しみしすぎたんじゃない?

 

ついゲームを1時間ほど。動きが強烈過ぎて目がついていかないな。入浴後にコーディングやメール整理、PCのチューニングなどを1時間ほど。その後ちょっとだけということで、先日借りた5本の最後、「羊たちの沈黙」を見始めた。そして見終わった。寝たのは三時。何たることよ。

 

以下、ネタバレを避けた感想の予定...ではあるものの、どんな感想もネタバレ0とはいかないので、気になる方はここでストップしてください。

 

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名作中の名作であるにもかかわらず、実は見たことが無かった作品。何故って?だって、怖いじゃん。実はレッドドラゴンの方はハンニバル・サーガだとは知らずに見たことがあって、「しまった逆に見ちゃった」と思っていたのだが、後で調べてみたら、原作の出版順的にはレッドドラゴンが先で正しいらしい。ある意味ラッキー。

本作の見所は脚本と演技。作中のFBIや犯人、レクターやスターリングの行動など脚本や演出が優れていて、とてもリアリティがある。そして一番の魅力といえばなんといってもアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士とジョディ・フォスター演じるスターリングの会話のシーン。特にホプキンスの演じる「狂った天才」の切れ味の恐ろしさといったらない。このシーンのプロットの秀逸さはその後さまざまな作品にオマージュされている事でも有名で、いまさらここで語るまでもない話ではあるが。はぐらかしたり、核心に触れたり、この会話のシーンだけでもこの映画を見る価値あり。思うに「狂った天才」と書いたが、天才というのは平均的にあんな感じじゃないのかな。たまたま専攻する分野があれだっただけで。

本作はサスペンス物でありながら、ミステリ作品としても楽しむことが出来る。古畑シリーズ同様、犯人の顔が最初からわかっているタイプのミステリだ。追うもの、追われるもの同士の知略戦の部分も非常に面白い。久しぶりの大傑作だった。95点。なぜ100点じゃないかって?それは、ジョディ・フォスターが老けてて、とてもじゃないけど大学生には見えないから(笑)。ちなみにミステリ慣れしているので騙されなかったが、後半のレクターのある行動が別の映画のあるシーンに酷似していてニヤリとした。

 

ところでこの「羊たちの沈黙」、原題は「The Silence of the Lambs」である。Sheepsではない。Lambsってのはいわゆるラムのことで、Sheepと異なり食肉対象としての子羊を指す。これはもちろんスターリングのあのエピソードを受けてのことだが、レクター博士の性癖とのダブルミーニングでもある。つまり、さりげなく、「僕がやっていることのどこが異常なのかな?」という問いかけになっているわけだ。

鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。声あるものは幸い也。


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