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December 14, 2008.

汚染物質は綺麗さっぱり


そんなわけで(どんなわけかは昨日の日記を参照)日曜日だというのに8時起きして、高速朝食後に友人の結婚式の写真の印刷を開始。ところがいざ印刷を始めたらマージン設定を失敗しているものがあったり影を付け忘れているものがあったり、そもそもプリンタが最初のうちいい色を出してくれていなかったりで印刷し直しの嵐。挙句、焼いたCDRにレーベル印刷したら、大いにずれて、また焼きなおしたり。どんだけトラブリングですか。水前寺清子はトラベリングですか。2時間程度で印刷を終わりバドに行くつもりだったのだが、断念。日曜に運動をしないと、何かをとてもやり残した気分だ。

しかしそもそもバドは無理だったという話も。印刷しながらロードオブザリング王の帰還を見ていたのだが、2時間越えるだろうな、ぐらいに考えていたら、3時間半もあったのだ。とてもじゃないが映画館で見る気にはならんな。以下、感想。それなりにネタバレているので、気になる人はジャンプ。

 

以下ネタバレ

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ロードオブザリングの原作である指輪物語は未読。そんなわけで、最終話である「王の帰還」も何の話か良くわかっていなかったのだが、主人公フロドではなく、あの人のことだったのね、王って。映像は気合が入っていて緻密で文句なし。ただ、Wizerdryのような剣と魔法の世界ではなく、単にクリーチャーがうごめく戦争映画。NHKの大河ドラマを見ているのに非常に近い印象。昨今のRPGでは誰でも魔法ぐらいは使えるのだが、原点である指輪物語ともなると、まだ魔法というのは非常にレアな能力だったのだろうな。しかし、そのレアな能力者ガンダルフですら殆ど魔法は使わず。ハリーに遠慮したのか?

ストーリーはというと....うーん、という感じ。ハリウッドばりの楽しさはなし。あくまで歴史の本を読んでいる感覚。かといって静かな感動や感銘もない。何故かというと「誰かが頑張って勝ち取った勝利」という王道をはずしているからである。いや、王道が良いというわけではないけれど、映画を見ていて、誰にも感情移入できないのだ。「死が近い」と言われたあの人はなんの犠牲にもならず、特に物語に絡まず壮健。王は王の能力で争いを制したわけではなく、XXの残した○○を△△たちが□□したおかげで、☆☆に助けてもらっただけだし。肝心のフロドですら、最後まで腰抜け。指輪の魔力が...ってのもあるのだろうけど、余りにも不甲斐ない描きかたにフラストレーション上昇。エヴァ映画版のシンジ君とどこが違うんだ、お前。しかもシンジ君が動かなかったのには明確な能動的理由があったわけだが、フロドはただの負け犬。原作通りなのかもしれないが、ちょっとゲンナリ。結局、一番頑張っていたのはサムなので、彼が主人公という事でFA?少なくともエピローグの映像を見る限り、彼が一番幸せになっているだろう。語り部フロドが「でも君の物語はまだ続く」と書いたあたり、本当はサムが主人公なのか?そういう検証の意味では原作を読んでみたい気がする。

ってなわけで、原作のファンタジー文化への貢献とかを抜きにして、冷静に映画として楽しめたかという評価で言うと、3作中最低だった気がする。60点ぐらい。うち50点は映像点。前2作より評価が低いのは、前2作の「フロド腰抜け演出」が逆襲への前振りでなかったことへのガッカリ感と、ストーリ外のコミカルさすら無くなってしまった長編映画への疲労感が原因。

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ネタバレここまで

 

ってなわけでガッツリ疲労。昼食後にさらに最終チェックをして1箇所修正印刷をし、1時間ほど時間が空いたので時間つぶしに近所のサティアンみたいな名前のデパートへ。こういう肩のこる作業をした後はマッサージだろうと、午前中の疲れを払拭するために久しぶりにマッサージコーナーに向かったら、予約いっぱいと断られる。ボーナスは振り込まれたのかとATMにてチェックしたら、UFJがメンテ中で使用できず。ミスド&コーヒーで車内読書でもするかと思ったら、ミスド前大行列。しょうがない鯛焼きでもと購入したら冷え冷えの上に不味い。あまりに不味かったので彼女様に残しておくのをやめて全部食べてしまったぐらい。なんだあの風味のないタネは。小麦粉焼いてあんこ入れれば良いと思うなよ、全く。というか、鯛焼きをわざわざ竹の舟(たこ焼き入れるやつ)に並べて、透明プラスチックの容器にいれて、紙で巻いて、輪ゴムでとめて、ビニールに入れて、ってどんだけ過剰包装なんだ。んなもん、白い紙に包むか紙袋に入れれば十分。その包装に使用しているお金と時間を味に回せ。

店内を歩いていると突然中学の同級生とばったり。そのあと、バドのUっちーにばったり。なんなんだ、この遭遇率は(汗)。30分も滞在してないのに。

 

無駄に疲れたところで映画へ。今日見てきたのはWALL・E。まだ公開して間もない映画なので、内容については一切触れないが、最高に面白かった。ここ最近でもっとも腹を抱えて笑った映画。SF好きとして突っ込む気になればどこまででも矛盾点を突っ込むことは可能だが、あれは面白さのためにツジツマや科学的な公証をあえて無視しているんだろうな。で、それが見事に面白くなっている。映像もピクサーらしいぬるっとしたアニメ調の部分と、本格SF的なリアルな映像の両方が見事に融合され、素晴らしかった。絵も話も、万人が最高に楽しめること間違い無しのオススメ作品。笑顔で廊下に出られること間違いなし。今日の前半に溜め込んだ汚染物質を全部掃除してもらった気分だった。エンディングテロップも秀逸。ポニョのそれがかすむぐらいに良い出来。最後まで見ずに途中で帰っていた人もいたが、ちょっとまぁ、その、別にそれほど映像に興味のない方々なのね、うん。

 

映画後に新婦Mちゃんに印刷した写真アルバムを手渡した。もの凄く喜んでいただけて何より。数日分の苦労が報われた。その後はガストで夕食。なんだか昔の「安いけど不味いファミレス」という印象が払拭された感じ。結構美味しいものは美味しい。ガストサラダがなくなったのだけは何とかしてほしいなぁ。

 

帰りにDVD返却のため三洋堂へ。なぜか猛烈に眠くなり駐車場で15分ほど仮眠。珍しいな、まだ22:00過ぎだったのに。帰宅&入浴後も猛烈に眠い。布団で読書していたが、23:30ごろにはあえなく沈没。日が変わる前に寝るなんて、年に10日も無いレアな事態である。


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