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September 9, 2008.

トラブルブル


朝からお客さんより、データが契約先へ飛んでいなかったと障害報告あり。原因は昨日の導入時のトラブルに対する夕方の自分の対応の不足で自業自得。ただ、送信忘れがあった場合はダイアログ表示されるよう、昨日導入したプログラムで機能を追加ハズなのに、と思って尋ねたら、「あぁなんか表示されてましたけどOK押しました」との回答。導入の意味無し。日本人は外人にはすぐYESと言うし、ダイアログはすぐOKを押す癖があるからなぁ。まぁ、大元の原因が自分なのでしょうがないと対応。

 

その後、別のプロジェクトの顧客から電話。データが読み取れ無いという障害。いろいろしらべてデータフォーマットが古いという結論に達したが、話が合わない。おかしいと思ったら見ているフォルダが違う。あう。で、本来のフォルダはアクセスできないのでデータをメールで送ってもらい、さらに調査。プログラムが途中でこけているのでログも意味無し。別データをトライしてもらうと動くので、データの障害と仮定し、調査環境を準備してデバッガで調査する事に。6000行のデータを1行ずつチェックしててやってられん!と思ったが、VBのデバッガって「エラー発生時にのみブレイク」なんて機能があるのね(汗 それであっけなくデータの不具合箇所を発見。エンドユーザの送ってきているデータが良くなかったという結論に。やれやれ。データのおかしい箇所を電話で指摘し、13時前になってようやく昼食。よりによって焼きそばだったので、部屋中に匂いが....。200gの特大やきそばだったので、社員の女性陣にかなり突っ込みを食らった。

で、10分で食べ終わってトイレに行って戻ってきたらまた電話。「またデータが読めませんがプログラムの方がおかしいって事は無いですかね?」と尋ねられ、もう一度データを送ってもらったところ、指摘した箇所以外にも駄目なデータが沢山ある。指摘したところだけでなく、同様のミスがないか確認してから送れよ!→エンドユーザ。ってなわけで、今度は3分で解決。よかった。

 

そんなわけで昼過ぎまでは身動きがとれずじまい。昼からは10月頭に稼動するシステムで使う無線アクセスポイントの設定などをやった。過去に同じAPの設定をやった際の手順を資料化しておいたので、10分程度で完了....する予定が、うまくいかない。なぜだ..と悩んでいたら「この設定で設定変更してね」という1枚っぺらの紙を発見。どうもAPの販売元が別の会社に合併吸収され、ファームウェアのバージョンが上がっていた事から、同じ手順での設定が出来ないらしい。で、英語のマニュアルを斜め読みして途中まで設定したら後はほぼ同じ手順で事が進んだ。で、あとで「日本語のマニュアルはwebで!」のような1枚っぺらの紙を発見。ははは。

 

夕方に客先に移動。昨日導入のモジュールの説明と10月頭の導入の手順に関する説明、をHさんがするのを隣で眺める。必要が無いと働かないbaristaです。まぁまぁ定時ぐらいに退社。

 

帰りの電車で10月の団体戦の募集メールをみんなに送信。結婚式二次会の商品の一部を友人から受け取る。帰宅後に募集メールの返信や、11月の合宿のメンバの軽いまとめなど。なんだかんだで宿泊既に24名か。基礎組の講習内容をぼんやりと考え中。全ショット網羅はあきらめて打ち方を教えるべきか、網羅によってその後の独学を楽にすべきか、など毎回悩む。ノックうちの方はまた本などを準備し、ある程度自由にやってもらおう。長いとだれるから、途中にゲーム的なものも混ぜないとなぁ。基礎側もそうだけど。

雑作業中は友人に借りた「北斗の拳」の続き。とうとうシンが退場。そして代わりにレイが登場。故:塩沢兼人さんの声はやっぱり素敵。もっと長生きして気持ちの良い変態ボイスを当ててほしかったなぁ。

 

就寝前に布団でスタートレックを鑑賞。いつものごとく、ネタバレが嫌な方はここでブレーキ。

 

以下ガッツリとネタバレ

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物語はデータたちが演奏するヴァイオリンを艦長が聞きに来るシーンから始まる。今回のテーマは言葉によるコミュニケーション。ストーリーの柱は1つで、ある若干プリミティブな種族Aがある惑星に入植し、苦労して住環境を整えたが、実はその惑星は別の先進的な種族Bが占有権を持ち、入植に備え準備していたもので、立ち退きを要求している、というもの。エンタープライズのクルーはトラブル回避のため、A種族に立ち退きをお願いし、かつB種族に立ち退きのための時間的猶予をお願いするという、一見すると地味な話だ。

 

A種族への説得に向かったのはアンドロイドのデータ少佐。当然理路整然と正しい説明をするが、相手のリーダーは聞き入れない。祖父の時代から何人もの犠牲者を出しながら何とか入植したのだと、大統領演説的な感情に訴える話術で他の入植者たちの心を掴み、立ち退きを認めない。

一方B種族を説得しようとするピカード艦長だが、どれだけA種族への配慮を人道的に求めてもB種族は全く聞き入れない。予定の期間までに立ち退かなければ、A種族を無条件で攻撃し、殲滅後に入植するというのだ。

 

データを救ったのはA種族の女性。「正しい事」よりも人を説得するために必要な事は別にある、とデータにアドバイスをする。データはもっと感情に訴える演説を行い、リーダー以外の心を動かすが、リーダーに撃たれて一時機能停止。復活後は、武器をスタン設定にして、数人を一瞬にして打ち抜き、今度は攻撃モードに設定すると、彼らが祖父の世代から作り上げたという、用水設備を一瞬にして丸ごと破壊し、こう言う。「私一人が、一丁の銃でこの様だ。B種族はもっと凄い武器を持っている。君たちは一瞬で全滅する事になる。敵の顔すら見る事もなく。祖父たちの栄光を君は語っていたが、全滅すれば君たちの死を栄光として語る人は存在しないぞ」リーダーはそれで説得され、データはこう言って慰める。「生命は取り返しがつかないが、物はまた作り直す事が出来る」

 

一方のピカードを救ったのはベタゾイド人のディアナ。彼女は飲んでいたアールグレイで言葉の難しさについて次のようにアドバイスした。まずカップをピカードに見せ、「私たちはこれをベタゾイド語で『○x△』と言うの。どういう意味か判る?」と尋ねた。ピカードは「グラス?カップかな?」と答える。するとディアナは「暖かい、茶色い、透明な、液体の、そんな概念を指すの」と答えた。言葉は文化が違えば概念から違う。単純に1対1に対応する記号ではない。B種族とピカードは連邦の共通語で会話をしているが、意味が辛うじて通じているだけで、彼らのスタイルで会話が出来ていないと説明したのだ。

ピカードは日頃の交渉術を捨て、彼らのスタイルで会話する事にする。感情論をやめ、彼らの種族との間で交わされた議定書の条項を行番号指定で読み上げ、ドライに権利を主張し、主張だけ行なったら通信を切断したのだ。結果は成功。向こうから慌てて通信が入り、しばらくの延期を許可するとの連絡が入った。彼らは感情論が嫌いで、逆に契約上の根拠があれば譲歩は行なうという、そういう発想の種族だったため、そういう交渉が必要だったのだ。つまりデータの場合とは丁度逆の話になったわけだ。人のアサインが逆ならそもそも何の苦労もなかったという密かなオチがついている。

 

A種族の元を去る際、アドバイスをくれた女性がデータを見送りに来る。別れにも平然する彼に「何も感じないの?」と聞く彼女に「僕には感情がないんだ」と答えるデータ。しかし悲しそうな顔をする彼女を見て、データは見よう見真似で彼女にキスをする。「貴方はそうする事でわたしが喜ぶと判断して、論理的にキスという行動を選択したのね?」と彼女は笑いながら尋ねる。「そのとおり」と答えるデータだが、彼女の笑顔の理由に気づかない。

船に戻ったデータにピカードが「とても感情的で素晴らしかった」とヴァイオリンの演奏の感想を述べる。データは「私に感情はありません。2人の演奏家の演奏記録を混ぜて再現しただけですから」と答える。それに対しピカードはこう言う。「それぞれの演奏をうまく混ぜあわせたのは君自身だ。ただコピーしたわけじゃない」と。ここで観客は気づくわけだ。A種族の女性は「状況判断による行動」と言い張るデータの行動に感情を見出していたのだな、と。だからこそのあの笑顔。完璧なシナリオだ。溜飲。字幕無しで見ていて聞き取れない部分も多かったので、また今度英語字幕つきで見直そう。


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