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September 11, 2008. なんか、映画ブログみたいになってきたな
朝の電車は読書。あとちょっとのところで「2001年〜」が読みきれない。わからない単語率が高すぎるな。たまには辞書を使って読むか....と考えて、洋書の和訳プロジェクトが置き去りになっている事に気づいた。なんか忘れてると思ったらそれか。いかんな、本気で頭から抜けてたぞ。このポンコツ鳥頭。毎日それなりに英語はやってるけど、日記に時間を書くのが面倒で手を抜いていたら、やっぱり合計時間は短くなった希ガス、いや気がする。また記録書くかなぁ。
久し振りに会社まで歩きながらリスニング。随分涼しくなって歩きやすい。一応マスクをして歩いたが、花粉は大丈夫そうな気配。昨日車で鼻歌を歌ったときの音域から慮るに、まだ万全ではないようだが。しばらく中断していた理由はウォークマンの充電を忘れていたから(汗)。先日からなんだかウォークマンの電池がすぐに切れると思ったら、液晶がパワーセーブにならない状態になっていた。前にも一度あったな。爪楊枝でリセットしたら直ったが原因不明。多分ファームのバグだと思う。
来週からやる予定だったまた別のプロジェクトのサーバのセットアップを今日から開始。適当にインストール。珍しく頑張って働いているように見えるが、実は22日に休むための作戦。 そういえばまた保守部隊に新しい女の子が途中採用された。可愛らしい子ではあるが声が小さいのが気に入らない。客先は所属のリーダーが新入社員を各社員に紹介して回るのだが、面と向かって話しても名前が聞き取れなかった。腹から声を出せ!必要なときに大きな声を出すのも仕事の一部だ。実際、人によっては、電話を回してもらうときの声が小さくて、実務に影響が出ることもある。呼ばれた事に気づかないし、気づいても誰からの電話か聞こえないのだ。そういう人が社会で通用するのは日本ぐらいで、海外では「シャイ」と「子供」がほぼ同義なので注意した方が良いだろう。
帰りの電車で「2001年宇宙の旅」を読了。うーん、そういう終わりですか。ちょっと結末に向けての展開が消化不良。基本1人称の視点のはずなのに、遡って行くシーンのあのへんの状態は1人称では語れないはずだし...などと考えているうちに、誰視点で話が進行しているのかあやふやになっているうちに結末にたどり着いてしまった。あそこはいわゆる神の視点か??あとでネットで検索してみたら様々な意見あり。一番説得力があったのは、ここ(http://www.kurata-wataru.com/2001mys.html ネタバレ注意 )の意見。各場面の意味に関してはほぼ納得がいったが、それでも全体としての解釈に悩む。(ただし、ボーマンの陰謀説にはちょっと必然性が薄いと思う。ミステリとして捉えるなら、1人称で語られる地の文に嘘がある事になるので成立しないし)以下ネタバレなので見てない人は「ネタバレここまで」までジャンプ。
以下ネタバレ ------------------------ 疑問だったのは結局あの旅が人類にとってなんだったのかということ。一般的な説明では神の試練という事になっている。進歩した人類を神が呼び寄せ、進化させてシンパの末席に組み込んだというものだ。しかし上記リンクのなかでも仮定されているように(その後すぐに否定されているが)、あれは神罰という考え方もある。手塚治虫の火の鳥で明らかなように、人類にとって永遠は最大の罰だ。上記リンクでも、試練を与えたが殺人を犯したボーマンに神罰を与えた可能性を考察している。しかしそのうえで「最初の進化が骨による武器の作成」であった事実を指摘し、神は最初から罰する前提だったのではないか、と結んでいる。
しかしこれだけでは答えにならない。罰する前提で進化させて時間をかけて罰して意味があるのか。神の選択肢としてはチープだ。1つの解釈は「ループ」だろう。人類の代表ボーマンを試験しスターチャイルドに進化させたのは、やはり先代のスターチャイルドなのではないか。無邪気な猿に過ぎなかった人類は進化し、褒めてもらおうと喜んで旅をしたら、生物としての全てを奪われ、本人の望みとは関係なく超越した存在にされてしまった。途中のボーマンのモノローグに「死は怖くないが、他の人類と別の時間軸などに孤独に放り出されたのではないかと考えると怖ろしかった」と言うものがあったとおり、彼がもっとも恐れる状況に陥れられた事は間違いない。そんな彼はきっと手に入れた能力で次の生命体を見つけ、進化させてみて「遊ぶ」のではないか、という事だ。そうして次々と知的生命体は生まれ、「昇格」させられる。ただ、この解釈では物語の構造や世界観はわかるが、映画のメッセージ性は推し量れない。
もう1つはとても当たり前な解釈だが知性の性悪説だろう。モノリスによって進化させた結果、攻撃性を持ってしまった事は、可能性の1つだったという解釈だ。ただし、何度試行してもどうしても選択されてしまう、極めて頻度の高い選択肢である。神は穏やかな知性を育もうと何度も生命を進化させる。しかし、知性を得た生き物は、どうしても攻撃性を持ってしまう。そもそも生命というものが他を摂取して成り立つ「奪い取る存在」であるが故に、攻撃性は元々持っていた性質であり、これは必然的な選択肢であるともいえる。また、生命体ではなく、純粋な知性として進化したはずのHALですら攻撃性を獲得してしまった事は、知性が攻撃性と不可分である事の証明だろう。神はずっとゲームをプレイし、ずっと負け続けているわけだ。 したがって本作は、死を許容しなければ生を享受できないのと同様、攻撃性を容認しなくては知性を獲得できない、というシニカルな事実を突きつけているのではないかと思う。HALが攻撃性を獲得したのは自らが「殺される」と意識した、すなわち生死の認識によるものであり、生死の概念と攻撃性は対になるものである。したがってボーマンが永遠の命を与えられたのは、イコール攻撃性の排除といえる。そして我々は、一般的な生命体として生きる以上、攻撃性を飼いならし、同居していくしかない。 と、コメントを書いているうちに、「スカイクロラ」のベネチア映画祭での上映にあたり「人間が人間である限り、戦争はなくならないと思うし、あり方が変わるだけ。人間が1度でも“平和”を実現したことがあるか? 僕は、そこから世界を考える」と発言した押井監督の顔が浮かんだ。受容した上で何をすべきか、なのだな。 ------------------------ ネタバレここまで
うーん、難解。原作で難解だったぐらいだから、映画だと数十倍難解だろう。実際、最初の公開時には難解すぎて理解・評価されなかったらしいし。これに比べたら昨今の難解とされる映画はまだわかりやすいほうだと思う。とりあえず、映像で見るのが楽しみ。レンタルでは見つけられなかったのだが、中古で買うか??名作だから新品980円のDVDとか出てても良さそうだな。まぁ、しばらくレンタル店めぐりをしてから考えよう。ちなみにBlu-rayでは単体の製品がなく、キューブリック・セット 18,000円、とかしかなかった。ざけんな。買えるか!そんなもん!
仕事後はバド。全勝を目指して頑張ったのだが1敗した。試合でうまく集中力を保つのが苦手なので、日頃から全勝するつもりでプレイするようにしようとおもう。帰りに二次会に関する相談。ちょっと先が見えてきた。トラブルなくこなせますように。
寝る前にまたプリズンブレイクの続き。4巻=7・8話。2001年で長々書いたから内容には触れないけど、「殺人事件はともかく、猫をいじめるな!!!!!!」。いや、人形だったのが丸わかりのへっぽこ映像だったから良いんだけど。でも今後作品中に猫が登場しなくなる事を考えると、テンション下がるなー。脱出時に猫の集団が看守を襲って、とかそういう映像なら500円余分に払ってでも見たいな。 ※パスにはこの日記のタイトルをコピペして下さい。 Copyright 2008 barista. All rights reserved. |
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