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July 8, 2008.

ローテンション・マイペース


何だか体調の釈然としない朝。天気もぼんやり。こういう時は運動だとばかりに、京極夏彦の「鉄鼠の檻」を鞄につめて出勤。久し振りに再読を再開。随分間が空いたが、ゆっくり読んでいたおかげか、比較的内容を覚えている。現在7割ぐらい、ページで言うと900ページぐらいのところ。つまり運動になるぐらい重たい本なのだ。陸の孤島に住まう僧侶の集団を脳内で映像化すると、どうしても映像がオノナツメ的になってしまい、ヤオイ臭が漂ってしまう。自分の脳のお里が知れるな。でもこれ、そういう前振りっぽい文だよなぁ。このあとどうなるんだっけ。全く覚えてないなぁ。

 

毎度読書の話をするたびに「内容を忘れるから再読が楽しい」と書き続けている。ちゃんと内容を理解していないから忘れるのだと思っていたが、どうも理由はそれだけではなさそうだ。そもそも自分は忘れる能力に秀でているように思う。

例えば、仕事でシステムを作るとする。自分はPGではなくSEなので客と打ち合わせをし、業務を理解し、業務フローを書き、システムを設計し、コーディングも行なう。導入もやるし、トラブル対応も行なう。当然誰よりもシステムの理解度は高くなる。

ところが、システムの導入が済み、一通りの初期トラブルがFIXし終わって数ヶ月経つと、完全に内容を忘れてしまうのだ。資料などを読み返せば大体思い出すが、問い合わせの電話が久し振りにかかってきても、客の言う画面がどんな機能の画面だったかすら思い出せない事がある。周りの人を見ると、自分より理解度が低かったはずの人でも、そんなに早く忘れてしまう事はないようだ。

とまぁ、前述の通り自分には人並みはずれた「忘れる才能」があるように思う。なので古い自分の日記を読むと「わ、こいつすげぇ」と自分で自分に感心する事がある。昔の自分の発言をwebなどで調べないと理解できない事もしばしば。かわりに新しい事を覚えているに違いないと信じたいところだが....。

 

 

仕事は設計。自分で引いたスケジュールに従っての作業なので余裕ペース。自分は怠け者なので、厳しい線表なんか引かない。常に前倒しにならないと精神的に大変だし。問題は、平行で別プロジェクトが割り込む可能性がある事と、もう一人の開発者の顔を見てないから作業速度が読めないところか。

その他は数件のトラブル対応。どちらもたいした問題ではない。ただ1件はシステムでの対応が今後必要となるだろう。タダでやってやるべきか否か。技術的には簡単だが、立場としてやって良いのかどうかと言う問題。一度ロハでやると次回から同様の対応にお金が取れなくなるからだ。

 

 

昨日デジタルコンテンツの話をしていたので、デジタルコミックを試してみた。1話42円。1冊の漫画が10話程度なので概算で1冊400円とほぼ実際の漫画と同じ価格設定だ。印刷費用がかからないのに同じ値段と言うのは疑問だが、持ち運び可能かつ場所を取らない利便性を考えると安いともいえる。

原稿料は新たに発生しないし、料金の多くがデータ加工の手数料やサーバ維持費に消えているだろうから、将来的にはもっと安くなるだろう。その分作者への割り当てを増やしてもらっても不満はない。400円なら200円ぐらいは作者にあげるべきだ。そうでないなら、作者とシステム会社が直接仕事をするモデルに移行するだろう。既に簡単なやり方は頭に浮かんだ。

現在の電子書籍の問題の1つは面倒な点。1話ずつそれぞれ購入・DLしなければならないし、数が増えるとアプリでの一覧表示がかなり遅くなる。これではヘビーユーザに対応できない。まとめて購入でき、そのほうが割安になるなどの対応が必要だろう。また、一覧表示の高速化のために、アプリの構造の練り直しが必要だろう。

もう1つの問題は低解像度な事。低スペック携帯への対応とDLするデータ量を考慮しての事だろうが、画質が悪い。自分の携帯の液晶はFWVGA(854x480)だがQVGA(320x240)ぐらいの画像を使っている様子。またアプリがその前提で作ってあるため、見開き画面など大きなコマはスクロールしないと見えない仕様。自分としては細かくても良いから1画面に表示したいのだ。また、このスクロールのためにデータ化の際のコストが増大しているはず。このあたりは今後改善されるだろう。いずれにせよ書籍→データではなく最初からデータ前提で作るようになると、大きく様相が変わるはず。

 

ちなみに、漫画ではなく小説なら、今すぐにでも誰でも簡単に有料サービスが可能だ。不正コピー対策も万全である。システムに払う手数料は10%以下だ。興味のある人は質問いただきたい。

 

 

夜に13日の試合用のアンケートシートを作成。内容はかなり絞った。読むのが早い人なら30秒で終わるはず。1人ペアが急遽都合がつかなくなったので別の人を斡旋。これは直接の知人だったため。一般にはもう「ペア探してください」はお断りしている。それも含めて参加者一覧を更新。しかし、データをwebとさっさーに転送するのを忘れた。あとは「募集開始連絡申込用紙」と当日の「コート割り表」やルールなどの印刷物を取捨選択しないと。無駄な印刷物はなるべく減らしたい。液晶を置いて表示・入力させたいぐらいなのだ。


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