Headline About TechLog Download Java VBA Link

November 10, 2008.

どこを痛めるか


自分たちが企画しているバド合宿まであと5日と迫っているが、ここに来て数名のキャンセルあり。宿泊のキャンセルは結構痛いものだ。前もって書いておくが、キャンセル者を批難している文章ではない。キャンセルは大抵の場合仕方のないものであり、常に発生する前提で動いている。運営側としては、どの程度の変更が発生するのかを見込んで、申し込みを行うわけだが、このコントロールの落としどころがなかなか難しい。

今回の場合、30名と大目の人数を申告して宿を抑え、人数確定時には△の人も「参加」として業者に伝えた。システム屋としては「参加したいのに参加できない」という人を無くしたいという、マージンの考え方を優先してしまうからだ。特に3人が参加希望で2人しか入れない、などという事態は絶対に避けたい。

ところが今回の場合追加は殆どなく、逆に○だった人のキャンセルが多く、確定人数を割り込みつつある。この場合、最初の連絡時よりどんどん人数が減るわけで、業者の人としては期待感→がっかり感となり、つらいだろうし、baristaもつらい。特に屋殿との間に業者がひとつ入っているので、業者の気持ちを考えると胃も痛い。つまり、参加者の利益を優先すると、業者や運営者の立場が危うくなるわけだ。

現在あわてて追加参加者を募っているが、望みは薄そう。幸い△だったメンバは参加できると返信をくれたので、現状を業者に連絡しようかなというところ。余り遅くなると迷惑がかかる。今後はもう少し低い見積もりを連絡し、追加する方向にしようかとも思うが、まぁ、向こうは商売なのだから、やはり業者とbaristaが胃を痛めるのが正しいスタイルだよなぁ。そのあたり、ツアコンの人のサジ加減などを聞いてみたいところ。

ともあれ、開始さえしてしまえば、運営者が一番楽しい。合宿や試合、サークルの運営などは、とても面倒ではあるが、ずっと文化祭や修学旅行委員をやっている気分で非常に楽しい。物を作る行為はとても楽しいが、それに似ていると思う。違うのは形が残らないところだ。そしてそこには、残らないことの寂しさと残らないことの良さがある。

 

午前は自社で会議。30分で終わる予定が1時間以上かかった。しかし、珍しく名目だけのお話会ではなく内容の濃い目のものだった。ただ、自分は動ける立場ではないのだよなぁ。最近、情報系の企業の営業さんの凄さというものが良くわかってきた。昔は「営業がいないと技術を持っていても仕事がない」という観点で尊敬していたが、最近では「そもそも技術に対する知識量が半端じゃない」ということに気がついた。今は客先で暢気に要件を定義し、設計・コーディングをして納品をしているだけだが、果たして要件のないお客さんに提案ができるだろうか。どんな技術だって学んでこなすことはできるだろうが、「じゃぁどの技術を?」という知識が最近の自分には足りないように思う。技術サイトを巡回した方が良いかも。

 

午後は3人日で仕上げるコーディングの仕事。仕様を考える助けにとためしにSQLを書いてみて、自分の書いた既存ソースを眺めてどう再利用するかを考えて、ためしに書き換えてみて、とやっているうちに実装が終わってしまった。「Bさんなら半日でできるでしょ」「いや、さすがに無理です」と会話しながらスタートしたのだが本当に終わってしまったな。まぁ、開発以外の予定がたくさん入りつつあるので良かった。

ただ、明日やる予定の出力結果の検証が大変。新旧モジュールの出力結果を比較するのだが、ソート順が違うため単純に比較ツールが使えない。「結果をソートすればいいじゃん」と言われそうだが、ソートキー項目を出力しない仕様なので、目で見て並べ替えるしかないのだ。バグなんかおきっこないコーディングをやった自信はあるけど、エビデンスを残さないわけにも行かないからなぁ。381行のデータを手で並び替えるのか...。

ともあれ、明後日の午後にはリリース予定なので頑張らざるを得ない。明日夜は送別会で残業不能だし、明後日は現地試験と自社の会議があるため余り余裕はないのだ。

 

30分残業で退社。作りたいプログラムがあったので急行を1本見送って座って帰ろうかとも思ったが、まぁ、Green Mileの続きを読めばいいかと、頑張って立って帰ることに。しかしものの十分足らずで読み終わってしまい手持ち無沙汰に。あう。

幸いほどほどのところで座ることができたので、あとはひたすらコーディング。perl cgiはまだ身になってないなぁ。特に変数の参照範囲や、暗黙の引数などの知識がなさ過ぎて、コーディングが遅いし、ソースが見づらい。今作っているスケジューラ画面は機能点数が多いため、行数ももの凄いことに。別plモジュールに分割した方が良いだろうか。まぁ、あんまり増やしてもコードの一覧性が下がるし、ファイルシークのオーバーヘッドが増えそうだけど。

 

帰宅後も夕食を食べてからコーディングの続き。帰ってすぐやりたいことがあるという状況は嬉しい。途中で思い出し、友人に先日の2次会の資料を転送。なんでもあと10日の状況で、0から幹事をやる羽目になったらしい。大変そうだ。コーディングは調子よく進んだ。スケジューラ系のプログラムは現在300行程度か。思ったよりは短いな。あと200行ぐらいは増えそうだけれど。とりあえずこれはMUSTの機能の一角なので早く完成させたい。英語の勉強をする暇が...というところではあるが。まぁ、英語は日々やっているので、いまさら一夜漬けでどうなる物でもないけれど。ただ、最後に詰め込んでおかないと、テンションがあがらないのが問題。やはり最後の1週間ぐらいはギチギチに詰め込みたいな。

 

コーディング中はLEONをBGVに。やはり古いDVDは音質がもう一歩だな。音がやや軽い。PS3のDLレンタルの方が良い音がするぐらいだ。最近のレンタルDVDはもっといい音がするけど、層が増えてコーデックが違ったりするのかな?技術に疎いので良くわからないけど。

内容は今見ても楽しい。散々ロリコンだとか、オヤジにだまされているだとか、いろんなことを言われる本作品だが、映画館のシーンを見るにつけ、レオンは弱度の知能障害を抱えている、あるいは健常者ではあるが、知能がかなり低い方である、と見るべきだろうと思う。いや、公式設定を知らずに発言しているので嘘かもしれないけれど。だからこそ、あのオヤジはレオンのお金を代わりに管理しているわけだ。彼の完璧主義っぷりは、知能障害者に仕事を依頼した際の極度の賢明さに似たものだと思う。だからこそ、子供に対する愛情でも恋愛感情でもない、あの微妙な愛情関係が生まれたのだろう。

ともあれ、映像の雰囲気、音楽、出演者の表情、どれもかなり好き。陰惨な作品は基本的に嫌いなのだが、例外。おかげでLEON以降、ジャンレノ作品を何度か借りたのだが、ハズレが多すぎる。もうちょっと出演作を選ぼうよ。あぁ、広末との映画はまだ見てないな。

 

そういえばGreen Mileを今日読了。450ページ程度。非常に英語が難解だったが、読んだ価値はあった。映画は見てないのでどうかしらないが、原作本は非常にシニカルでよい。単なるお涙頂戴に仕上げてないところが良い。アメリカの作家がこうして「神」に対する批判めいた話を書いているのを見ると少し驚く。映画を見たいような見たくないような。再現度はどんなものだろう。I am Legendなんかを見ると、原作の方が100倍凄いと思ったからなぁ。


名前: 意見: パス:

※パスにはこの日記のタイトルをコピペして下さい。


November, 2008
SUN MON TUS WED TUR FRI SAT
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30