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February 21, 2008.

言葉の進化と分化


昨日の誓いはどこへやら。Nine storiesに少し手を出してしまいました。まだ第1話目の途中。世にも奇妙な物語的な世界観ですね。最初のパラグラフの描写が何かの伏線なのかどうかと非常に気なっています。しかし、そこまでで中断。続きはまた後で。

 

今日はテスト完了。明日はマニュアル作成。しかしまぁ、ぬるいプロジェクトだなぁ。今月の残業時間は0分です。薄給が一層薄くなる...。

 

会社の斜め前の女の子、今日は電話で「うまく再現を起こすことが出来ないのですが」と話している。再現は「(状態を)再び出現させる」という意味だから、再現を起こすってのは日本語としてどうかと。言葉は時代とともに変わるものなので、細かい意味や読みの間違いは余り気になりませんが、重複表現は避けた方が良いと思います。

最近驚いたのは「全然」の使い方について。親世代は「全然」を否定にしかつかわなかったが、現代人は肯定に使う。これは間違いだ!と言われ続けていますが、明治頃には逆に、肯定にしか使わなかったそうです(大矢博子さんの古い日記参照)。

そういえば昔、テレビで「日本には『素足』という美しい日本語があるのに、現代人は『生足』などと間違った言葉を、云々」と力説していた女性の評論家がいました。彼女は素足と生足の違いを知らなかったのですね。長いジーパンで靴下を脱いだら、素足ですが、生足ではありません。ミニスカート・ストッキング無しであれば、短い靴下を履いていようがいまいが、それは生足です。ファッションの多様化とともに言葉が分化したわけですね。

新しい言葉の導入に頑なな人は、そもそも新しい言葉の本当の意味に精通しておらず、なりたちに思いを馳せた事が無いのだろうなと想像します。例えば、美味しいものを食べて「ヤバイ」というのは、僕には非常に自然に感じます。美味しさを強調するために、美味しい、凄く美味しい、などと表現していてもマンネリしてそれ以上強調できずに困る。で、ほっぺたが落ちるぐらい美味しい(死語)、倒れるぐらい美味しい、死ぬぐらい美味しいなど、いろんな例えを始める。で、あまりに美味しくて倒れそうだ、死にそうだ、ヤバイ、と使うようになったと想像します。好みの問題で「ヤバイ」という表現が嫌いなのは自由ですが(自分もあまり好きではない)、マスメディア等で「間違っている」という意見しか出せないようでは、「私は画一的表現しか使いこなせない、文学的センスの無い人間です」と言っているに等しいのではないかと思うのです。

 

夕方ティラミスの材料を購入。帰りの電車で英訳。現在の進捗は5%。このペースなら2ヶ月で終わることになるけど、大体休日は何も出来ないんだよなぁ。

 

 

【伸ばせるコントロール】

.NETのコネタ。コントロールを配置する際に、親のウィンドウがサイズ可変だったとする。今トールを通常に配置すると余白が出来るだけで余り意味が無い。しかし、コントロールのAnchorプロパティを変える事でいろんな制御が出来る。

例えば、画面内にテキストボックスが3つ並んでいたとする。画面を横に広げた際、一番右だけが大きくなるようにしたいなら、左の二つにTop, Leftを設定し、右の一つにTop, Left, Rightを設定する。MS製品もこういう部分はらくだなぁ。


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