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March 20, 2008.

インターミッション


祭日。9時半ごろのんびり起床。雨のせいでテニスが中止となる。また1ヶ月以上練習していない。左足首の調子が不安だったので、これは休めという神託か。しかし今日は一度も痛みを感じず。完治したと思いたい。

 

午前中は攻殻機動隊の笑い男シリーズを再視聴。大画面のせいかスピーカのせいか、これまでに無く没頭してしまった。「神様、僕たちはなんて無力なんだ」って君らが言うのはずるいよ。号泣。神の存在を信じた時点で、もうそれはゴーストだよ。あざとい演出だなぁと頭では思っているのに涙腺が言うことを聞かず。人工生命体関係はbaristaの弱点なので駄目です。初見の際、ラボ送りのエピソードで「素子のアホ!」と思ったけど、確かにゴースト(あるいはそれに類似する個性)のあるA.I.機は兵器として戦略的に扱えんわな。ゴーストが無くても機械に愛着がわいただけでもつらい。

そういえばこの間ようやく、Catcher in the Ryeを読んだのだが、読後にみる笑い男編はオマージュにあふれてて非常に面白い。素子の赤いハンチングや被り方や座り方だとか、左利きのミットに詩とか、犬の話の秘密の金魚とか、作品を発表しないことによって存在感を増す作家とか。彼の「くそったれの」とか「いんちき」とかそういう台詞も、翻訳小説的で、実にホールデンだ。「笑い男なんて名乗ってない」「ホールデンのつもりだった」「確かに笑い男ではないわね」なんて台詞回しは、もうゾクゾクもの。早く「笑い男」の方も読みたいところだが、こちらはいささか英文が難しいので時間がかかりそうだ。しかし、「アニメ様の....」に書いてあったエヴァ評のように、一話ずつの分析評価をまとめてみたいところ。気づいていなかったものが見えるようになるかもしれない。

 

午後は2nd GIGの方を視聴。改めてみなおすと、のっけから非常に複雑だ。初見では奇をてらいすぎて鬱陶しいと思っていた、合田一人のキャラ造形が実に深い。まぁ、深い上に不快なわけだが。初見時には個別の十一人の「士」という表記の意味も気づいていなかったぐらいだから、映像や世界観を追いかけるだけで精一杯だったのだな。やはり、映像作品は何度観ても面白い。しかしまだ「仇」の意味が判らない。どう読み解けばよいのだ?これも11なのか?簡単にwebを引いては面白くないので、のんびり考えてから答え合わせをしよう。

とにかくタチコマが可愛い。アプリを作ろうかなぁ。ただ、厳密には版権を取らないと公開が出来ない。自分用に作るか、画像は各自でキャプチャしなさい、という仕様にして公開するか....。

 

夜にはテニスメンバの壮行会へ。転勤で夫婦そろって千葉に行くそうな。自分は転勤が怖いタイプだが、みんな意外と抵抗が無い様子。大人だなぁ。人生は一度しかないので、いろんな所に行けばよいのだろうが。とにかく久し振りのメンバと酒を飲んだ。しかし、みんな変わらないな。


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