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創造編 -- 大動脈の鼓動



2009/06/24

出現

型枠が外れ、ついに基礎が全貌を表した。無機質なコンクリの巨塊は日常から乖離してどこか神々しい。


まずは玄関前。一段ステップが追加され階段状になっている。完成形が創造しやすい部分だけに、見ていて非常に楽しい。


裏口の出入り口付近。やはり結構な高さ。パントリー内には土間を作らなかったので、外に濡れてもかまわないような草履を放置する予定。濡れるのが嫌なら、パントリー内に草履を置くための靴箱を作っても良いか。


パティオを東から。扉のはいる部分に若干モルタルが追加されている。偉くひび割れが多いのが気になるが、まぁ、どうせ扉を付ける際に改めてモルタルを追加することになるだろうからどうでも良い。

住み始めてから庭に出る場合、裏口からのルート以外に、パティオからここを通って出るルートも使える。何となく住み始めると、ここからの出入りが増えそうな気がする。


とまぁ、そんなわけで、あれよあれよと言う間に基礎は完成。人生にせいぜい1回か2回しか無い大イベントなので、もっとゆっくり楽しみたいような、早く完成して欲しいような、複雑な気分。



2009/06/25

配管開始

今日はもう何もやってなさそうだ..と思ったら配管が進んでいた様子。


これはエコウィルの土台の前からの写真。和室を南から撮影した形になる。

家の外周を囲むように穴が掘られ、太い配管が張り巡らされて用としている。家の周りを取り囲むように配管されているのは、雨樋からの雨水を排水するため。

ハウスメーカー巡りを開始するまで気にしたこともなかったのだが、まともな家は雨樋からの水をちゃんと排水に向けて配管するのだという。雨樋からそのまま庭に巻いたりするのは良くないのだとか。新しいことを始めると新しい知識が増えて非常に楽しい。



2009/06/26

動脈と静脈

彼女様より「カラフルな配管がなされていたよ」とのメールを受け、帰宅後に父の撮影した写真を確認。なるほど、確かにカラフルだ。


写真はリビング奥の収納および階段奥収納辺り。階段奥収納内に二階へのパイプスペースがあり、二階浴室やトイレからの排水が流れるようになっている。グレーの管三本がそれにあたるはず。それ以外にブルーとピンクの管が沢山。どれが何の管なんだろうとしばし考える。


配管を台所側から。そこかしこにブルーとピンクの管が張り巡らされている。左右に走る灰色の管は台所下水だろう。


リビングを抜けた赤い管は和室へと抜けて....


エコウィルの設置場所へと抜けていた。つまり赤い管の中は温水が通るのだろう。


となると、この二股の赤い管はリビングとキッチンの床暖房の元だと思われる。それぞれが上下水で静脈動脈かと思いきや、どっちも動脈だったらしい。ガス管はまだのようだが、いつ頃配管するのだろうか。



2009/06/28

目標を肉眼で確認

基礎・配管は終わったものの、実はまだ自分の目で確認していなかったので、いそいそと現場へ。この日は外構の打ち合わせも合ったりとてんやわんや。彼女様と一緒に見に行く時間が確保できて良かった。


配管の集中する辺りを上から。右の方を見るとわかるように、基礎に前もって穴を空けておいたような所は、配管完了後にまたコンクリートで塞いである。このあたり、実に丁寧な仕事で鋼管。じゃなくて好感。


なんか書いてあるなと思いアップにしてみたのがこれ。間違いが起きないよう、どれがどこに向かう管なのか、マーキングがなされている。システム屋として、こういう工夫は見ていて気持ちがよい。

そういえば配管というと塩ビパイプというイメージだったが、この写真を見るとわかるように、網状の物を樹脂で固めたようなフレキシブルな管が使用されている。下水と違い直径が不要なのでこの方が工事が楽なのだろう。下水の場合はフレキシブルな物を使って細くなった部分が出来ると大問題。


下水管の切断面。綺麗に蓋がしてある。温水と冷水の管を分けて配置したりと、スペースを生かす工夫が見て取れるので非常に面白い。



さていよいよ来週には、見た目に面白い建方工事に突入。次回の更新をこうご期待!!君は刻の涙を見る....はなんだか台詞的に縁起悪そうなので、来週もサービスサービス、って所で。

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