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夢想編 -- 値段と廊下と外観と



2009/04/12

概算・外観・ガスor電気

朝から木下工務店へ。今日はいろいろと切り貼りをした結果の概算を見せてもらうことに。で、結構値段が膨らんでしまっていた...。本体価格+設備だけで150万ぐらいは上がった様子。うち30万ぐらいは床暖房分なのでしょうがないが、残りの120万UPは正直厳しい。

また、もっと痛かったのが、上下水道工事費+浄化槽で約200万円との見積もりをもらったこと。かなり離れた本管から引っ張ってくる必要があるので高くなるとは聞いていたが、まさかここまでとは...。

外構と歩道修正、地盤矯正にお金がかかると踏んでいるので、ここでこの金額は痛い。自分は歩道まで含めて200万弱だと踏んでいたのだ。合計金額はまさかのある額に達してしまった。「合計金額でこれぐらいになるかも」という予想はしていた物の、この段階でのこの金額はまずい。今後膨らむ可能性はそこら中にあるからだ。


で、どう値段を下げるかと言う話に。設計士さんと彼女様の案はダイニングやパティオを縮小する事。しかし、baristaとしてはそこは譲りたくない場所。それに「ダイニングを2畳縮めて20万減」という話を聞くと、なんだか効率の悪い削減に思える。で、またもや他に削るところはないかと長考状態に。結局彼女様が「持ち帰って相談してきます」と設計士さんに提案。取り合えず後で検討することに。


続いて家の外観を4案ほど提出してもらう。縦長の窓の案が一番好みだったが、窓の分高くなることが予想された。で、次に選ぶなら.....と思っていたら、両サイドの色が違う物を彼女様が選択。それも悪くないので、候補かなとピックアップ。

しかし、設計士さんに聞いてみたら、はめ殺しの窓で良ければ、縦長の窓は非常に安いのだそうな。ちょっと予想外でビックリ。じゃぁ、そっちがと選択。しかし、彼女様の第一希望とずれるなぁ....と思い確認したら、「やっぱりこっちの方がよいかも」との事。本当に嗜好性が近くて助かる。結果、白地に茶色の縦ラインが2本。うち1本は縦長の窓を4枚というデザインに。この外観は気に入った。


打ち合わせの後バドの練習があったので、昼食時と夕食後にコスト削減策を相談。細かいところは置いといて、大まかな所は以下のような感じ。

・寝室前のバルコニーは無くしてしまう?

・利用率の低い2階トイレのスペックを下げる

・バスの大きな鏡、魔法瓶構造は不要?値段を調査

・キッチンの09年モデルと08年モデルの性能差&値段差を確認

・洗面台はシンプルな物にすると価格が下がるのか調査

・その他、細かい装備品のスペックと値段を比較

などなど。他は細かい変更過ぎて値段へのインパクトは小さそうだが、バルコニーは結構価格に効いてきそうに思う。値段が殆ど変わらないならそのままにしておくが、さていかに...。


気になるのが、玄関の靴箱等。計算に入っているだろうか?また、和室の畳を縁なし半畳などにした場合の価格へのインパクトも気がかり。これから価格が上がりそうな分、対して必要でない点は頑張って削っておかないと。で、最終的にカーテンや壁紙を選んだ後に余裕があれば、元の装備に戻せばよいだろう。...といいつつ、1階はネコ対策壁紙などを選ぶ都合上、むしろ高くなりそうだが....。


ちなみに間取りを縮める案に関しては「やっぱり縮めない方がよいかも」と彼女様に同意を頂いた。半分はbaristaのあまりに弱った表情をみて妥協してくれたのかも知れないが、結果的に同じ方向に走れて良かった。非常に申し訳ないので、壁紙やカーテンなどの好みなどは彼女様になるべく譲ろう。と言ってもそもそもあまり好みがずれることはないのだが。基本的にbaristaの選択に彼女様がNoと言うことはあっても、彼女様の選択がbaristaにとってNoと言うことは少ない。自分の方が若干、突飛な方向への好みの範囲が広いためだ。


ちなみに、これだけ「削ろう」という話が出ている中でも「『○い○』を入れる場所が無いね。余裕が出来たら入れたいな」との彼女様の発言にニヤリ。ここを読んでいる友人や、リアルタイムでここを読んでいる人には完成するまで伏せ字にしておくが(結局入れない可能性もあるが)、明らかに実用的な機能とは関係のない物。そういう事をおもいつく娘だから、彼女様を選んだと言っても良い。実に楽しい。


ずっと悩んでいたオール電化orガス併用については、十中八九ガス併用になりそう。理由は単純に「床暖房を含めた初期コストの差」である。遠山電器の見積もり結果と併せて計算すると、「IH + エコキュート + エコヌクール + 床暖房」の価格は、165万円程度だった。一方「エコウィル+床暖房+最新ガスキッチン+浴室暖房乾燥」は100万を切っていたのだ。浴室暖房乾燥機の値段を考慮すると、差額は7〜80万円以上になる。

木下工務店はガスを推していることもあって、この価格となったが、一般的なハウスメーカーではどうなるか不明。エコキュート+IHが標準のメーカーだと逆転するだろう。自分は「ちょっとでも価格を削らないと」と悩んでいる最中。オール電化のために70万円もの初期費用は増やせない。完全な決定ではないが、おおよその方向性は決まったかなという感じ。


ただし、問題もあって、都市ガスが使えると聞いていたが、近くのガス管が道の反対側を走っており、しかもかなり地中深くを走っているとのこと。工事費が異常に高くなりそうなので、プロパンをすすめられた。

木下工務店と契約しているガス会社のため「ほぼ都市ガス並み」の価格を実現しているとのことだが、プロパンのボンベを庭に置かなければならないのは大きなデメリット。二人とも家の北面(=玄関側)には置きたくないと思っているし、エコウィル設置予定の場所はもうスペースが無いので、配置にまた悩むことになりそうだ。

また、この「ほぼ都市ガス並み」の値段がいつまでキープされるのかも非常に気になる。数年間は安いと思っていたら、突如値段が上がって...なんて事にはなるまいな....。

2009/04/13

経過報告

夕食後に両親にほぼ確定した設計を見せる。なかなかの好評価。面積とやや高くなった金額をつたえると、確かにちょっと贅沢な家になったね、とは言うものの、あまり衝撃を受けているわけでもない様子。強靭だな、この人たちは。

父の意見はもう少し和室を広くしたいという程度。母の意見は寝室がもう少し広くないとベビーベッドを置くのに困るのでは、というぐらい。やや高くなりすぎたといっているのに、広くする意見しかくれんのかい(笑)。


ちなみにガスになりそうという話には父がかなり難色。どうやらオール電化が理想だったようだ。また、プロパンの可能性が高いことに対してもかなり難色。とりあえず「高くなる」という都市ガス工事費を聞くだけ聞いておけとのアドバイス。確かに自分もガスはともかく、あのプロパンのボンベを庭に置いておくのは気に入らないのだ。電気・ガスの決断も含め、ギリギリまで話は保留にしておこう。とはいえ、プロパンになったときのために、ボンベの置き場所は想定しておく必要があるけれど。


その後、間取り図の写真を撮って彼女様にメール。彼女様のご両親にも見てもらうことに。しかし、まさかあんな大反響があろうとは、この時は思っても見なかった。


2009/04/15

大反響・大改装?

仕事後バドへ。またハウスメーカーのHさんを連れて行った。ここは結構レベルの高いところなのだが、Hさん、即効順応しつつある。とにかく動きと判断が早く、手を抜いてドロップを打とうものなら、必ずそこにいる人。フォームもきれいだし、うらやましい。


閑話休題。で、帰りに「間取りのことで話がしたいから」と彼女様に言われ、彼女様の下宿先へ。先日ほぼ確定状態となった間取りを、彼女様の実家にメールで送ったのだが、どうやら大反響で祭りが起きているらしい。

多分「気に入っているけど、価格が思ったより高くなった」程度のコメントをつけてメールを送ったのだと思われるが、お父さん、お姉さんx2、お姉さんの旦那さんの計4人で、「価格を下げるための大設計検討会」が始まったようだ。(彼女様は3姉妹の末っ子である)


とりあえず簡単なまとめメールを次女からもらった。内容としては「2階の廊下が5畳分もあるのが勿体無い。しかし今の形だとどうしても必要となってしまう。こだわりのコの字を崩したくないなら、リビングの幅を半間(≒90cm)縮めてみたらどうか」との事。

廊下が勿体無いのは自分も気にしていた問題ではある。しかし、リビングをそのまま狭めると、また10畳から8畳まで縮む。それをカバーしようと下に伸ばすと、コの字が崩れて、ただの真四角に近くなってしまう。正直、ようやく理想形にたどり着いた1階の玄関〜LDKの間取りは崩したくない。

リビング階段はどうかとの意見ももらったが、そもそもリビングにはほとんど壁が無いので、むしろ高くなるだろう。また、階段と2階風呂を近づけると2x4の構造上、弱くなってしまうなどの問題があり、いただいたアイデアはそのまま採用というわけにはいかなさそう。


そんなわけで、ちょっと自力での再設計をする事に。問題は階段・廊下周りなのだから、変更点はそこに集中。1階のリビング以南はいじらない前提。廊下を削ることで寝室周りに余裕を持たせ、寝室前の出っ張りを2畳削る計画を脳内で構築。1階はコの字だが、2階がL字になる。

とりあえず、脳内ではいけそうなので、書いてみるよと彼女様に宣言。ようやく設計は落ち着いたと思った矢先だったので、ちょっと気持ち的にしんどいが、なんせ高額の買い物だ。将来後悔することの無いよう、頑張ってみよう。よくよく考えると確かに「無駄な廊下分の面積を生かす努力」が足りない気もするし。


そうそう、別件。長女からのアドバイスで、半畳分の広さの収納は奥行きがありすぎて有効活用しづらいとのこと。彼女様も実体験から同意。ただ、両面から利用できるように作らないと、浅くしても体積が減るだけなので、中に棚を入れるなどして使い方を工夫すべきではと答えた。しかしまぁ、不安の意味はよく理解できるので、再設計の時にはそれも少し考えておこう。とここにメモ代わりに書いておく。

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