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創造編 -- 基礎を大切に



2009/06/11

光学迷彩作業員??

細かい日程をまだもらっていなかったため、両親は頻繁に現地に通っていた様子。今朝も早朝に見に行って誰もいなかったので、「今日は無いな」と思い、暫く出かけて11時過ぎに見に来たら、既にこの状態だったのだとか。ちょっとビックリ。

両親としては、砕石をちゃんと突き固めているかなどをチェックしたかったそうなのだが、既に防水シートが貼られ、捨てコンが打設された状態になっていたらしい。

ちなみにこの「捨てコン」自体は布基礎でも用いられる手順。水平を取るための物であって、強度を高める用途の物ではない。



「そんなあっという間に作業が終わる物なのか」と言う思いもあるが、コンクリ打設において作業が速いのは悪いことではない。むしろ良いことである。

作業に時間がかかるという場合、「アジテータ車の到着待ち=練ったコンクリをアジテータ車で運ぶのに時間がかかっている」場合が多いし、その場合「コンクリを練ってから打設までの時間が長い」とか「コンクリを数回に分けて打ち込む時に、その間隔が長かった」事を意味するので問題である。なので、速いにこしたことはない。しかし、打設前の状態が見られなかったのはちょっと残念だった。


ところで我が家の場合、単なる「ベタ基礎」ではなく「強化スラブ」という方式を用いている。と言うことはおそらく、通常のベタ基礎の知識がそのまま通用するわけではないだろう。そもそも、どういう形での施工が正しいのかも良く解らない。これは後で調査&質問しておこう。

また、父は「せっかく鋼管を埋めたのに、鋼管と鉄筋を結合するわけでもなく、ただコンクリで埋めて意味があるのか?」と不思議がっていた。これについても併せて調査&質問しておこう。



で、今日の作業はもう終わりだな、と安心した父が、夕方に見た光景がこれ。



早くもベタ基礎部分の配筋が開始されていた。いつの間に作業に来ているのだ?まさが作業者は攻殻機動隊よろしく光学迷彩服でも着て作業を行っているのか?その場合、タチコマ(タチイエロー)も作業に参加していたのかも知れない。

オタク以外を置いてきぼりにする発言はともかく、よく言えば相当作業が早いのだろう。悪く言えば、いろんな施工場所を兼ねているのだろうな。まぁ、我々の所属する情報系の場合、忙しい人ほど出来る人なので、作業は忙しい人に振る。そういう意味では良い方に転んでいると信じたいところだ。


ちなみに上の写真はパティオ部分。パティオ(patio)とはスペイン語で、英語に置き換えると、テラスに近い。分かりやすく説明すると、中庭とウッドデッキを足して2で割ったような物である。

うちの場合、将来飼う予定の猫の脱走防止を兼ねて、パティオ全体を壁と透かし壁で囲っている。完成後はここでバーベキューなどをやる予定。こうやって基礎を作っている最中に見るともの凄く狭く見えてドキドキするが、図面上8.75畳程度の予定。



今のところ、配筋はここまで。スペーサー(コンクリの固まりのような物)の上に一番大きな型枠にあたる鉄筋が置かれている状態。このスペーサーはとても重要。これがないと、鉄筋がコンクリから露出する羽目になる。現在のこの鉄筋は200mm間隔程度。これからもう少し細かい配筋がなされた後に、コンクリ打設が行われる予定。


そうそう、そういえば、メールで送っておいた質問の解答がHさんから返ってきた。やはり、鋼管杭の錆については「大したこと無いし、地中では進行しない」との解答。実際問題、いろいろ工法について調べていたら、殆どの写真が錆で真っ茶色になっていたので、気にする必要はない様子。後ろめたかったら、自分のホームページの写真に使わないもんな。

書斎とクローゼットの境目部分に本棚を置く予定だが、強度的に大丈夫かとの質問をしておいたのだが、こちらについても問題なし。設計士のKさんが前もって補強材を入れておいてくれたとの事。土曜日に製本した設計書が貰えるとのことなので、後で確認してみよう。



2009/06/12

背筋より配筋

猛烈に仕事が忙しくなりつつあるものの、健康診断のために午後休。最近の運動量のお陰か、血圧が最低値を記録。74 - 114だった。前から上はこんな物だったが、下がこんなに低いのは珍しい。いつもより1時間半は早く帰れたので、現地視察の後でU君とランニング。バド、一気に上手く成っちゃうよ月間なのだ。



で、見に行ったら既にこんな感じ。ベタ基礎というか、強化スラブというか、という基礎のベース部に、猛烈な勢いで配筋がなされていた。取り合えず、東西にはみっちり配筋がなされていた。この後碁盤の目になるよう、南北にも配筋がなされる予定。



現場はこんな感じで木下看板で囲われていた。建前に入る前からこんなにアピるのも珍しい(笑)。宣伝になるよう、しっかりした施工をやってくれると良いなと思う。



現場にはこんな感じで型枠や治具がぎっしり。この柱状の束はおそらく基礎を作るさいの枠を押さえるための物。現場はまぁまぁ整然としていて安心。現場が散らかっていたら、手抜き工事を疑うべきである。...て、



...あれ、こんな所に空き缶が捨ててあるじゃん!!!!



と思って別の角度から撮影したら、水糸を巻き取るための糸巻きに使用している空き缶だった。一安心。※デジカメを父に預けている都合上、携帯でのズームだから写真が見えにくくて申し訳ない。

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