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激動編 -- 激動の幕開け 2009/02/14 バレンタインデー・ショック タマホームからの話によると、親に勧めてもらった土地は既に別の人が買付証明を提出する予定だとか。奪われちゃうかも知れずか。その場合は縁がなかったと思って諦めるしかないが、あれだけよい条件の場所は少ないのでちょっと悔しい。手に入らないとなると途端に惜しくなるのが世の常だ。 朝から木下工務店へ。第二回目の設計を見せてもらうことになった。1階の間取りは完璧。コの字型の間取りなのだが、実に豪華。LとKの距離を近くすること、Lと和室を繋げて利用可能に、リビング階段で、などのリクエストがすべて網羅されている。また、予想外の坪庭が設定されており、和室の足元窓から玄関前の坪庭が見える構造はもの凄くお洒落。リビング前のパティオもリクエストどおりで素晴らしい。2階浴室にしたおかげで1階の間取りには余裕が出来たようだ。 一方、2階の間取りはピンとこなかった。寝室とウォークインクローゼットが離れている点、寝室内書斎が無い点など、ちょっと疑問の残る点も多い。前者は洗濯機等との連携を重視したためらしいが、ちょっとオーバースペックかも。確かにホテル的でお洒落だが、子供が成長したときのプライバシーや、現実的な利便性を考えると、オープンすぎる&洗面脱衣所が広すぎる。また、無駄な廊下が広い点(いや、あれぐらいが普通なのだろうけど)、階段の上部が曲がっている点も若干マイナスだと思う。1階がほぼ完璧だっただけに残念。 さて、懸念していた値段の話。まずは詳細な説明があって、値引き前の価格が提示された。で、「割引前の価格は400万円程のオーバー。でも、いろいろな手段で値引いて80万円オーバー程度。なんとかご希望の価格近くに抑えました」と提示された。見積もりの内容は、この時期にしてはビックリするほど詳細な物。坪単価ではなく、どんな設備を仮定して、単価がいくらでと全部の見積もりが提示してある。前回「いい加減な価格を提示して後で値段が上がったら嫌でしょ」とは聞いていたが、まさかここまで詳細な見積もりを出してくるとは思わなかったので、非常に感心した。 ただし、その価格には問題があった。実は提示された価格には諸経費が含まれていない。もちろん、諸経費についてもこれでもかと言うぐらいに細かい見積もりが行われていて、こちらも保険料や印紙代まで含めて別途試算してあったのだが、諸経費を含んだ合計は400万円オーバー。我々が望んだのは諸経費込みでのxxxx万円である。初回にFさんに伝えた際に誤解されたのか、FさんからSさんに引き継ぐ際に話が食い違ったかのどちらかだろう。提示された間取りや設備は非常に豪華で、この値段が特に高いとは思わなかったものの、我々の想定に対してかなり高い。非常に困った。 しかしまぁ、提案自体は魅力的だったので、今後不要な部分を削ってゆっくり値段の落としどころを決めようと、特に値段につっこみは入れずに話を聞いていた。 ところが、困った事に、この値引き額を実現するには「2月中のハウスメーカーの決定と頭金の入金」が必要だと言われてしまった。詳細は伏せるが、2月の予定だった契約が1件延期になり、今月の契約が欲しいらしい。営業のSさんは所長さんなので、あらゆる手段を講じ限界ちかい値引きをしてくれているのだが、その条件として、その1件を埋めてくれというバーターなわけだ。 じっくりハウスメーカーを比較して、とゆったり構えていた我々としては青天の霹靂。普通のメーカーなら放っておけばよいし、いつもの自分なら「急かされるってのは裏がありそうだ」と手を引く。しかし圧倒的に面白い間取りを見せてくれたメーカーだけにかなり悩む羽目に。 2月中といっても契約書を書くのに4日はかかるらしいので、22日の現場見学会の後には返答が欲しいとの事。非常に困ったが、午後は彼女様のご両親に結婚のご挨拶に行く予定で時間が無かったため、値段の話をじっくり詰めるのは諦めた。とりあえず一旦持ち帰って、彼女様と相談することに。口車に乗せられるのは癪だったが(笑)、外観や1階の間取りは理想的。どうしたものか...。 そんなわけで非常に悩みながら、車を運転。展示場から3時間程度離れた彼女様の実家へ。いわゆる「娘さんを...」をやってきた。いや、「下さい」なんてベタな失敗台詞は使わなかったけれど。ともかくこれで漸くご両親ご公認に。ほっと一息。っていうか、公認をもらう前に家を建てる算段ってのはどうなんだ→俺。 2009/02/15 頭を冷やして 彼女様のご実家でお姉さん夫婦やご両親に昨日の間取りを見てもらう。皆さん好みが違うだろうけれど、「人それぞれ」を理解してみえるご家族だったので、特に否定的な意見は出ず。外観や1階についてはなかなか好評だった。 お姉さん夫婦が現在着工中の住友林業の間取りを拝見したが、平屋で広い割にはリーズナブルな価格に抑えられていてちょっとびっくり。高いから選択肢からはずしたメーカーさんだったのに。 そんなわけでやはり昨日の家は高いと思った。設計に対し割高とは思わないが、我々には贅沢なのではないかと。そんなわけで、夕方のタマホームの設計と見積もりをみて、両者の違いなどを比較してみようということに。取りあえず難しいことは夕方まで保留。おとうさんに船に乗せてもらったり(趣味で釣り用の小さなクルーザーを持っているのだ)、甥っ子達に遊んでもらったりしてリラックスした。 夕方、1時間遅れでタマホームへ。ここの営業さんは話も面白いし、落ち着いていて結構好み。しかし、「まずは外観を」と見せられた瞬間にちょっと意気消沈。シンプルモダンを希望しても、寄棟屋根のそのデザインなのか...とがっかり。別に悪いとは言わないが、我々はあまりそういった「可愛らしい」デザインに興味がないのだ。しかしまぁ、第1回だから、こちらの好みがわからないだろう。これは仕方があるまい。 次に間取り。こちらの希望が一応網羅されていると。数的には。しかし、動線がいまひとつであること。全くもって特徴のないところがマイナス。 また、アウターリビング的なウッドデッキを希望していると話していたのだが、「そこは外構工事になります」と余所に丸投げ前提で計画には盛り込まれていなかった。しかし、木下に提示してもらったような、アウターリビング的パティオを作ろうと思うと、それを前提にしたリビング回りの間取り設計が必須。このままの状態から後付をしても、よくある「使わないウッドデッキ」が完成するだけだろう。ここもマイナス。 いろいろとお話を聞いていたのだが、タマホームの図面は設計士による物ではなく、営業さんが独自に引いた物だったのかも。「xxxのような間取りも可能ですが、あとで設計士にここの構造をここまで伸ばされると思います」という会話からの想像に過ぎないが。 それから、30インチの液晶がおいてあって、CADソフトですぐに間取りを変更して見せてくれるのは良いが、客全員の名前が一覧で見えるのは駄目だろう。自分は日本に100人はいないぐらいの珍しい苗字かつ、同姓同名は1人もいない程変わった名前なので、誰が見ても「baristaはタマホームでxxx日に見積もりを取ったのか」とバレバレである。ご改善いただきたい。 その後、土地の話についても情報をいただいた。こちらは非常に勉強になった。分譲地以外を購入する際のリスクなど、なかなか素人には理解できない部分があるものだな。このあたりのお話でも、この営業さん自体は非常に信頼できる方だと思った。 結果、帰りの車で「ないな〜」と二人してため息。タマホームが悪いわけではないが、我々の好みに合わない。価格はかなり余裕で予算の範囲内だし、生活するにはとても住み安そうな家なのだが、わざわざその家を自分達で建てようという気になれなかったのだ。 我々は変わり者である。変な間取りが好きで、間取り図を眺めて楽しんだりする我々としては、どこかに自慢になる構造が欲しい。箱としての家にいろんな家具で装飾するのが好きな人もいれば、家具はどうでもよくて、箱の形が面白いことを楽しむ人がいる。我々は明らかに後者なのだ。残念ながら、タマホームの魅力的な価格では我々の望む家は建たないのだなと実感。木下への返答の重要度がまた高まってしまった。 そんなわけで、「バド後に最近家を建てた友人夫妻に意見をもらおう」と言っていた我々だが、予定を変更。二人で細かいところまでちゃんと話し合おうということに。彼女様は休憩、自分はバドに行ってから、彼女様の家でいろいろと打ち合わせることに。 で、打ち合わせの結果、@やはり木下工務店でなんとか考えたい、Aしかし値段は下げたい、B1階は弄りたくないから、2階をシンプルにすることで調整したい、という辺りの結論が出た。 さすがにそれだけの相談を22日に行うのは無理があると判断。水曜辺りに一度お話をして、値段の折り合いがつきそうなら、木下にお願いしようという事に。 とはいえ、かなり1階の設計が気に入ってしまったため、木下がアウトになった場合、どこにお願いすればよいのかと途方にくれた。無論、他のメーカーでも同じ間取りはやってくれるだろうが、木下工務店より安く実現してくれそうな所が思いつかなかったのだ。 Copyright 2009- barista. All rights reserved. |
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