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夢想編 -- 体験会・本設計開始



2009/03/07

東邦瓦斯の体験会

木下工務店のSさんとY駅前の東邦瓦斯の展示場で10:30に待ち合わせ。瓦斯の体験会に参加してきた。ちなみに瓦斯と書いてガスと読む。使用頻度は高いが漢字で書かれると読み難い。硝子や釦と同じぐらいに。


午前中は料理の体験会。最新のIH調理器と最新のガス調理器を並べて、炒飯、茄子グラタンを作成するというイベントだ。まずは最新のガスやエコウィルに関する説明。続いて、二人で調理を開始。自分達はIH&エコキュートのオール電化を希望していたので、彼女様がIHを、自分がガスを担当した。「今まで調理を担当した旦那さんで一番手際が良い」とガス会社の人に褒められたが、明らかに営業トークでしょ、それ(笑)。

で、結果としては確かにガスのほうが火力が強い分楽だった。IHだと、鍋の中央部しか熱くならないため、火の通りが遅い。グラタンの方に関しては時間をかければ同じように仕上がるだろうと思ったが、炒飯に関しては手早さが勝負なので、ガスの勝ちだろう。ただし、炒飯なんてのはガスが有利になる代表のような料理なので、若干フェアではないけれど。しかしまぁ、調理能力に関してはガスのほうが上なのは確かだ。

一方、調理している指は結構熱かった。baristaの中華なべを持つ場所が悪かったのかもしれないが、IHは下から熱が上がるのではなく、鍋の中央が熱くなるため、そんなことは起こりえない。そのあたりは調理能力とのトレードオフとなるだろう。能力が限定されても電子レンジがもてはやされるのと同じ。逆に彼女様が気にしていたのは振動。IHの場合、磁力で鍋が動かないよう、重めの鍋を使うのだが、それでもなお、使用中に手に振動が伝わるのが気になったとの事。友人が指だけ腱鞘炎になった理由はこれでは?などと話し合ってみたり。(科学的根拠はありません。あくまで二人の感想です)

細かい制御などの機能に関してはガスのほうが進歩していてびっくり。火力調整、温度調整、タイマーなど意外とガス器具のほうが「電化」が進んでいるという皮肉な結果に。オール電化ばやりで窮地に立たされているガスの頑張りが良くわかった。

安全性については一長一短。ガスにも温度設定や鍋検知機能がついているため、「炎が出る」というクリティカルな部分以外はさほど変わらない印象。ただし、中華などを作る際にはボタン長押しでセキュリティ解除をするわけで、その場合はどうなるんだろうと心配。一方安全なはずのIHにも欠点がちらほら。調理が終わった後の「面」がかなり高温らしい。火が見えないため、うっかり触ってしまいがちなので、ぬれタオルを常備しておいて、上に被せる癖がつくのだとか。また、オールメタルは出力が弱い上に、火を切った後の残熱は通常のIHよりさらに上。そのあたりは若干IHが不利かも。ちなみにSさん、ガス屋の前なのでガスの良さをアピールするのは当然だが、われわれが元々IHを希望していたこともあり、そちら向きのフォローもちらほら。なかなか大変な立場だと思う。


お昼は近くの鰻屋へ。東邦瓦斯さんの支払いでとても美味しい鰻丼を頂いた。味付けや調理の問題ではなく、純粋に鰻の美味しい店だった。鰻丼が1800円で肝吸つき。肝焼きや白焼きもとても美味しかった。大感謝。


午後からはミストサウナの体験会。営業さんとしては彼女様にその良さを知って欲しかったらしいのだが、彼女様は辞退。化粧が崩れると...グフッ(刺された音)。で、出血を抑えながら、自分だけミストサウナ体験。彼女様は設備見学のみと言うことに。

で、結論としてはミストサウナにサウナ効果は感じなかった。40度程度でも発汗作用がとの触れ込みだったが、あまり汗が出なかった。おそらく日常的に熱い体育館で汗をかきまくっているので、ちょっとやそっとでは汗が出ない体質なのだろう。そもそもわざわざお風呂で汗をかかなくても良いという話もあるが。一方、マイクロミスト自体が快適だったことも書いておこう。マイクロミストは目に見えないほど霧が細かい。本などを持ち込んでも濡れないぐらいだ(言われたので試した)。で、湯船に浸かっていなくても、浸かっているときと同じぐらい暖かい。そのあたりが快適だった。肌も潤った気がする。出た後で計ったら、保水率39.5%だった。試す前に計ってなかったのが悔やまれるが。なんせ元々肌はノートラブルなので。

ジェットバスはよかったけど贅沢品の印象。1.5坪のユニットは素敵だけど1坪でも充分かも。なんせ実家が0.75坪だし。浴室内テレビはあると嬉しいけど、お金を払ってまで付けることもないな。一人暮らしなら欲しいけど、奥様や子供と入るようになったら使わないだろう。テレビは集中してみないと気がすまないタイプなので。あと、音が反響して疲れそうだ。一方、浴室内暖房や浴室乾燥機は欲しいなと思った。そのあたりは値段次第だけれど。また、ちっとも関係ないが、待合室のような場所の洗面台のデザインが素敵だった。二人してやはり一階にも洗面スペースが欲しいかもなどと相談。まだまだいろんな事が変化していきそうだ。


ミストサウナ体験の後はキッチンの説明。確かにガスキッチンは魅力的。ガスオーブンとかも憧れるよなぁ....ってそれは普通奥様の台詞か。レンジ機能もついているらしく、別途レンジを買わなくて済むのでスペース的には嬉しい。設置場所が足元ってのは微妙ではあるけど。Sさん、相変わらずの強気で「ガスにしたらガス台もただでつけてよ」などと押す押す。嬉しいけど「オマケで選ばずに内容で選ぼう」と彼女様と相談。とはいえ、ガスを選んだ場合にはオマケがつくのだから、Sさんのパワーがありがたい。

で、最後にコストの話などをいろいろと。ガス会社の方の試算を見る。猫対応で一日中床暖房、電気の場合は電熱式で考えるとガスのほうが安価という結果に。温水式の方が安いはずだから、その計算はどうだろうとは思うものの、エコキュートで一日中ってのは不可能なのでまぁ、妥当な計算か。逆に、一日中ってのをやめて、ヒートポンプ式にすれば、エコキュートの方が安くなるだろうが、使える時間は相当限られるだろう。共働きの予定なので、昼間には誰もいない(猫を除く)予定なので、値段だとオール電化かなぁ。夜に電気を沢山使うのは間違いないし。まぁ、慌てて決めることはないので、もう暫く悩んでみよう。



2009/03/15

再設計開始

今日は再設計の初日。契約の際に書いてもらった仮の設計書に対し、いろいろ意見を述べ、何度か書き直してもらって着地点を目指すことになる。設計士は契約の際に立ち会ってくれたKさんで確定となった。非常に真面目そうな人で信頼ができる。今日の打ち合わせはSさん、Hさん、Kさんを含む5人体制。


まず一番の問題は、玄関の位置。元々西入りの土地を前提に設計を行っていたため、家の南西に玄関があったのだが、結局購入したのは北入りの土地なので、玄関の位置を変える必要がある。

家は土地の北西に寄せて建てるので、左右反転して、長いエントランスを作って東口に、という考えもあったのだが、駐車場から入り口までが長くなって不便だと言うことで、とりあえず北西になるよう、西側の間取りを反転してもらうことに。コの字がS字型に換わる事になる。

まず気になるのが、パティオの壁。S字になるとコの字の一部だったはずのパティオの壁が別途必要となり、コストアップにつながるかもしれない。それと、和室とリビングの接続が崩れるのも怖い。気に入っていた玄関前の坪庭の配置がどうなってしまうかも非常に気になる。さらに気になるのが、玄関上の大きなバルコニー。バルコニーは水漏れを防ぐため、玄関上に設置するのが普通と聞いていたのだが、どう変更するのだろう?かなり心配。


1階の間取りについての他のリクエストは以下の通り。

・階段下を収納にしっかり利用して欲しい

・朝の歯磨きスペースが欲しいので、やはりトイレと洗面を分離したい

・彼女様のPCスペース&手紙などの書類整理スペースが欲しい

・パントリーに扉を

・キッチンは対面ではなくセミオープンに

・猫トイレの場所を想定しておいて欲しい

・パティオから猫が逃げないよう、扉をつけて封鎖して欲しい

・和室のドアは2枚とも空いてリビングとつながるように

・和室は洋風和室で

こうやって列挙すると結構盛り沢山だ。次に2階のリクエスト。こちらは結構大胆に換えた。

・子供部屋は最初から扉2枚で仕切れるように

・書斎は共同ではなく寝室内に

・書斎とアイロンスペースが兼ねられると嬉しい

・ウォークインクローゼットも寝室寄りに

・バスは別に窓側でなくても良い

・洗濯場からバルコニーへの動線は確保したい

・階段上部が曲がっているのは危ないので改善を

・階段に1階と2階を仕切る扉を

・出来れば書斎に本棚を

意外と大変そうだったのは本棚。ハウスメーカーに頼むと丈夫なものになってしまい、値段も高くなるのだとか。営業のSさんは「設計に入れてみて」と言ってくれたが、設計のKさんから見ると、費用対効果が上がらないためオススメできない様子。

とりあえず、設計に入れてもらうことにはしたが、値段が高いようなら、スペースだけ空けてもらって、そこへ後で本棚を買って設置しよう。床さえ丈夫ならそれで構わないだろう。


外観に関しては白ベースでアクセントカラーを追加の予定。屋根は片流れ系を頼んでおいた。完全な長方形の家よりはどこかに斜線が欲しい。

配置は駐車スペースとして6mあけようという話に。5.5m程度で済むと思っていたので、ちょっと想定外。自分は大きな車など買わないと思うが、お客さんは大きい車のこともあるだろうし、6mの方が無難かな。

隣との境界も1m空けるらしい。法定が50cm以上だからといって、ぎりぎりまで寄せる事もないか。ただ、将来的に親が年を取ってから、離れを庭に作ったりと言うことも多少想定しているので、なるべく余地は残しておきたいところ。まぁ、そんなにシビアに考えなくても大丈夫だとは思うが。早く庭に野菜を植えて、豊かな食生活を実現したい。

今日の打ち合わせないようについては、全て複写用紙にて議事録の形で残してもらった。ちゃんとファイリングしておかないとな。B型なのでそのあたりは気をつけないと。


21日の打ち合わせで今回のリクエストに対する、設計変更案が明らかになる。20日には土地の頭金の支払いが完了するし、来月4日にはキッチンなどの展示場めぐりもする。そのついでに近くの展示場も見せてもらう予定。とても面白い時期だが悩ましくもある。どんな家になるのだろうか。


ちなみに、10月末の引渡しを想定すると、5月中旬から下旬には設計を確定しなければならないという。「ここからは慌てずゆっくり決めれば良い」と考えていたけれど、意外とあっという間だ。平日夜なども有効活用して、忙しくなる前に色んな事を決めておかないと。

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