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夢想編 -- パズルの解答は 2009/04/17 パターン・パズル ガスの危機 彼女様のご家族より「設計を書いてみたのでまた送ります」との連絡があった。施主より素早いとはどういう事か(笑)。負けているわけにも行かないので、記憶から現在の間取りをExcel上に再現。空き時間や帰りの電車の中などをフルに使い、設計を書いてみた。 といっても、どれもマイナーチェンジの物ばかり。なんせ、1階LDKと玄関を触る気がないので、1階階段洗面トイレを少し変え、それぞれの場合の2階の間取りを何パターンか、という繰り返しにしか成り得ない。もはやパズルゲームに近い。 で、結局出来たパターンは12例程度。うち、「これなら住んでみたい」と思える物は半数以下。ところで、2x4の構造上、床に大穴を空ける階段と2階浴室は近づけすぎてはいけない。どれだけ近づけるとOUTなのかは素人なのでわからないが、間取りと安全性を考えると、採用できそうなのは3例程度。 自己評価は80点。まずまずの出来だろう。どれも、5畳分あった2階の廊下を3畳分程度に縮めることによって面積を確保。その結果、元々寝室だった場所から2畳分面積を減らしたにもかかわらず、寝室内書斎が半畳広くなっている。1階の細長かった二畳分の廊下も、正方形のスペースなど、利用しやすい形となり、洗面横に収納などを設けることも可能。 で、彼女様に意見をもらう。これかな?と思っていたうちの二件がヒット。さらに「洗面台を廊下に出す」という大胆な案を提示され、目鱗。しかし、よく考えたら今の家はそういう構造だったりする。その他、疑問点などを二人で話し合ったので、内容をまとめてメールすることに。今回のプランが実現できれば、二畳+バルコニー削除で60万円ぐらいは削れそう。バルコニーを無くしてもあまり値段が変わらないとしても、二畳を減らす時点で40万円ぐらいのインパクトがあるだろう。 設計とは別件にショックな出来事。オール電化→ガス→オール電化→ガスと二転三転の末、ガスになりそうという話になっていたのだが、またもや暗雲。 昨日、バドでHさんが「強制的に団地内ガスに加入しなければならないかも...」と言っていたらしい。baristaの建築予定地は団地と通りを挟んだ反対側なのだが、団地内の集中プロパンに加入する必要があるかもと言う意味だ。その場合、「エコウィル床暖房なら、都市ガス並の値段でプロパンを」という提案が受けられないことになる。 木下工務店はガスを推しているのだが、さすがにHさんも「その場合はガスはお勧めしません。オール電化で行きましょう」との意見だったとか。オール電化でエコヌクール併用だと、うちの場合は初期費用が70万円ぐらい上がってしまう。当初の予定通りのオール電化と言う点はやや嬉しいが、一度ガスの安い価格を聞いた後だけに、かなり高く感じてしまう。 彼女様は「オール電化なら床暖房は諦めよう」との意見。baristaは「LDKが広いから頑張って入れるべきでは」と反論。エアコンでは22畳のLDKを暖房するには力不足だし、灯油ファンヒーターを使うと、IH利点の一つ「水蒸気が少ない」という点を殺してしまうのも気になる。しかし、取り合えず「保留」と言うことに。 帰宅後、間取り案をや細かい設備の値段に対する質問などをまとめ、長文メールを送信。色んな情報をまとめているうちに、それぞれの単価の割にはオール電化にエコヌクール+床暖房を追加する価格の高さに悩み始めた。彼女様はかなりの冷え性だから要るだろう、としか考えていなかったのだが、段々悩ましくなってきた。オール電化なら床暖房分の100万円を節約して、光熱費も節約して、という選択肢も悪くはないのかも。暖房に関しては、局所暖房に考え方を変えるしかないか....。 2009/04/18 一撃必殺・ガスの復活 お昼に彼女様のご両親と食事。午後からニトリなど安価な家具メーカーをまわる。目的はダイニングテーブルやリビングテーブル、ソファ、テレビ台、ベッドなどの価格感を掴むこと。思ったより安い物もあれば、思ったより高い物もあり、という感じ。 リビングテーブルについては、自分たちが希望していた「必要なときに引っ張って大きくできる物」を発見。アウトレットだととても安い。テレビ台についても、組み合わせて30〜50万円ぐらいで作りつけの壁面収納的に利用できる物があるようだ。デザインを選ばないと圧迫感が出てしまうが、彼女様がリビング収納が少ないことを懸念していたので、上手く利用すればかなり便利になるだろう。 ベッドについては、どれも似たり寄ったりでぴんとこないかも。まぁ、普通のシンプルな物でよいかな、と言うところ。窮屈にならないように大きめの物が良いけど、元の案では横に広い6.5畳なので、奥行きの長いものは動線を殺すし、baristaの案では全て縦長の6.5畳になってしまうので、横幅の広い物は選びづらい。寝室前のバルコニーを無くした場合、掃き出し窓が通常の窓になるので、壁際に寄せてしまえばよいけど。 夕方より木下工務店へ。まずは「Excelで間取り図を書きまくった変人っぷり」についてしばし談話。そうか、凄く普通のことだとばかり思っていたのだが。なんせ、職場ではLAN配線図などを書くために、丸ごとExcelで書いた図面などを使っていたぐらいなので。 で、まずは細かい設備について。キッチン系に関しては弄りようがなかった。トイレは二階シャワーなしに。魔法瓶浴槽はそのまま。浴室鏡については保留。クローゼット扉は無くす前提に。 屋根の「雪止め」については、不要かも知れないけれど...という意見だった。ハウスメーカーとして「安全設備」を省こうという意見は出しづらいのかも。5万ほどするので、削る前提にしてもらったが、どうしたものか。屋根がガルバリウム(=金属)なので、ちょっと気にしているようだったなぁ。 書斎スペースの板は一枚36,000円もするらしい。これは削って机にしても良いかも。ただ、机の値段が良く解らない。昼に確認しておけば良かった....。これについては値段確認後に意志決定することに。 さて、肝心の間取りについてだが、設計士さんは対案を提案してくるばかりで、こちらの書いた間取りには触れない。その案が今ひとつ自分の思う方向に行かないので、「なんでだろう」ともどかしげに見ていたのだが、どうやら、barista案には根本的な問題がある様子。 barista案は2階寝室を2畳削っているのだが、その結果、1階と2階で家の角がずれているのが問題らしい。元々真四角の家よりは強度の落ちるコの字の家なので、屋根を支えるために、そこの角は崩したくないのだとか。これは大きな盲点だった。そんなわけで、全部そこを削っている十数種類のbarista案は一撃必殺・一網打尽。無念。 で、どうすればそこを2畳削れるのかと掛け合ったら、壁のあるバルコニーを提案された。どういう事かというと、寝室の前に2畳のバルコニーがあるのだが、その両サイドに構造壁を残して、屋根のあるバルコニーにすることで2畳削ろうというのだ。 「縮めるのは諦めましょう」がbaristaの結論。構造的な不安を作ってまで、通常よりお金のかかりそうなバルコニーを作って、40万円程度削るぐらいなら、部屋はそのままにして、バルコニーだけを削った方が早いからだ。そんなわけで、部屋は縮めずバルコニーを無くすという前提になった。 しかし、「曲がりくねって、合計5畳もある2階の廊下」を削りたいという思いがあったので、縮めることは諦めたが、間取りは少し変えることに。しかし、その最大の障害が2.7畳の洗濯洗面室だった。廊下に対し凸状にはみ出しており、そのせいで廊下がへの字に曲がってしまっているのだ。廊下に平行な横向き3畳にすれば良さそうな物だが、ドアの都合上、横にすると家具が2個しかおけないのだという。図にするとこんなだ。 で、相当悩んでいたのだが、扉を真ん中にすれば済むことに気づいて解決。単純なことなのだが、一度駄目だと思いこむとなかなか気づかない。以下のような感じ。まさにパズルゲームだ。 で、いろいろと試行錯誤の末、新しい案が完成。良い点は書斎とベッドが横並びになった点、2階廊下が真っ直ぐになった点、そしてなにより寝室が8畳になったこと。これなら、大きなベッドを選んでも問題ないし、ベッド横にちょっとした収納を置いて、コーヒーカップを置いたり出来る。 残念な点は書斎がさらに半畳狭くなり、2畳になってしまったことと、1階階段下収納が妙に縦長になってしまい、途中の天井が低いためデッドスペースが出来そうなこと。このデッドスペースはちょっと勿体ない感じ。 悩ましいところはあれど、母親が「寝室が狭いとベビーベッドが置けないのでは?」と気にしていたこともあり、寝室が広くなた事は非常に嬉しい。 その他、先の予定がガッツリ決まった。GWにはコーディネータさんと色選びをするし、地鎮祭の日も決まった。いやはや、本当に雪崩のようだ。あと半年、何とか疲れ切らずに頑張らないと。 終了後、夕食を食べながら、彼女様と検討会。そういえば、パティオを少しだけ細くして、目透かし格子を広くする話は、結局相談し忘れていた。電気orガスについてはギリギリまで検討事項とすることに。縁なしの畳を希望しているが、それだけで15万円プラスだという話についても検討。携帯電話で調べてみたら、1枚5000円〜1万円なんて物もある。9枚なら9万円以下のはずだ。これは施主支給を相談することにしよう。とはいえ、安くても見た目にわからないものがよいので、畳について調べてみないとな。 帰宅後に気づいたが靴箱の話も相談し忘れていた。靴箱に関しては家で確認したら、段差のある靴箱にするのではなく、床を靴箱の形に伸ばしていることが判明。手で揺り動かしてみたら動いたので、どうやら靴箱は後付らしい。とすると、そもそも安くなるかどうか以前の問題として、値段に組み入れられてないかも(=高くなるかも)。やれやれ、ちょっと不安になってきたぞ。 夜、友人Y氏と奥さんのRちゃん、U君に間取りを見せる。なかなか面白いとの評価。はやくもバーベキューの計画が持ち上がりつつある。 気になっていた外構費がどれぐらいかかるのかについてなど体験談を聞いた。見た目に派手な門扉などよりも、高さが違う箇所にブロックを並べる方が費用がかかっているようで驚いた。うちも少し土が盛られているので、残土処理費用やブロックの費用が気になるところだ。やはり駐車場はDIYか?物を作るのは大好きだが、不器用さと雑さには人1倍どころか7〜8倍自信があるので、ちょっと不安だ。飽きっぽいし(汗 意外だったのがY氏が「お客さんが多いなら湯切れが起きるかも知れないからガスでも良いかも」という意見をくれたこと。オール電化にしていて、光熱費が安い生活をしていてもそういう意見が出るというのは、物の見方がフラットなのだなと感心。 で、後でwebで調べてみたら、湯切れが年に1度も無い人もいれば、月に数回など頻繁にある人もいるらしい。使い方次第と言うことだろう。驚いたのが、「湯切れすると2〜3時間お湯が使えない」という話。「湧きましすれば良いし、湧きまししてもコストは大したことがない」と考えていたが、切れてから湧かしていては手遅れなのだな。コストの問題ではなく。そんなに時間がかかるとは思っていなかったので、これはちょっと盲点だった。 湯を沢山使いそうな費は前もって、「満タン給湯モード(減ったら常に満タンになるよう、湧きましを頻繁に行う)」などに設定しておく必要があるようだ。もしオール電化を選んだ場合には心がけておこう。 2009/04/19 家具を選ぶ 昨日は書斎机などをまったく考慮せずに見ていたため、もう一度ニトリからスタートして3軒を回った。結果、書斎机やダイニング内PCコーナー用の机は、それなりの値段で手に入りそう。やはり板は外してもらう事に決定。その方が安くて機能的になるだろう。見た目がごちゃごちゃしがちなので、すっきりしたデザインの物を選ばないとな。 寝室が広くなったこともあり、ベッドも改めて眺める。まともな物を選ぶと結構な値段になる。家具は殆ど買う気がないからとあまり検討していなかった「60万円分の家具を買うとドレスが固定の安い価格で借りられる」制度を採用した方がよいのかも。この辺り、式と同時である忙しさの代わりに、同時であるメリットを出さないとな。 で、2軒目までは昨日回ったところだったので、特に新しい出物無し。3軒目は地元ではちょっと名の通った家具店で、高級そうで入ったことがなかったのだが、実際に入ってみたら、思ったより安い物も沢山。選び方次第なので、高い物につられなければ、品揃え豊富な分、この店で選んだ方がよいかも。というか、品揃えが多すぎて、30分ぐらいで軽く見て回ろう、何て思っていたが甘すぎた。4階建てぐらいの巨大な建物全てが家具でギッシリ。これいいね、と見に行った物の中には、先日両親が購入したばかりのダイニングセットも。意外と親子で趣味が近いな。 2009/04/20 懸念の外構費 一昨日のY氏との会話で、外構費が不安になったため、調べてみることに。簡単に2〜300万円かかってしまうようだ。他が随分高くなっているので、正直なところ100万円以内で押さえたい。 そんなわけで、駐車場の自作を検討してみたが、結構大変そう。一番安く済むのが砂利で、次がコンクリート。しかし、砂利は将来駐車場を作り直すときに廃棄が大変だし、コンクリートは素人では大変。何が大変って、ちゃんとメッシュを入れたり、均したりするのも大変だが、大量のコンクリを練るのが大変。技術も大変だが、量的問題が大きい。 じゃぁ、どれぐらいの面積をやらないと行けないのか。うちは間口が15m。5mは玄関等で埋まるとしても、10mは開口が残る。家は道路から6m控えているので、ギリギリまで計算すると、面積は何と60m2もあるのだ。 素人にも比較的作業が楽なのは煉瓦敷きだろう。特に「砂ぎめ」であれば、手順も簡単だし、失敗してもやり直しがきく。なによりも少しずつ進めることが出来るのが大きい。ただし、コメリでパレット単位で購入したとしても、煉瓦代だけで20万円はかかる。 さらに残土処理が必要(これはどの方式でも同じだが)。自治体によって違うが、1m3あたり、5000円程度はかかる。60m2を10cmずつ掘ったとすると、6m3。3万円ぐらいか。 そんなわけで、砂を別当購入したとして、自作にかかる費用は25〜30万円程度だろう。これを安いと見るか、高いと見るかは疑問だが、web上の話では、車1台分の駐車場のコンクリで20万円程度かかることもあると言うから、それを考えると安いのかも。デザインを考えると頭が痛いが、候補の一つではあるな。 で、まぁいつまでも悩んでいてもしょうがないので、ある外構専門の会社に非常にアバウトな見積もり依頼メールを出してみた。予定が良く解らないので、単品の値段を教えてくれと書いておいたが、さて、どんな値段になる事やら....。 2畳になった書斎の本棚や机もwebで検索して見繕った。天井までの高さの本棚があるので、これを書斎の左側一面に設置しようかという魂胆。ところが問題発生。この本棚、W128cmの次は、W180cmなのだ。残念ながら、壁で囲まれた空間の長さは170cm程度。2x4なので壁が114mmもあるのだ。壁面収納家具なので、壁に囲まれた空間への設置はあまり想定していないらしい。 それにそもそも、書斎左側は家の北端なので、窓を開けることになる。どっちにしても全面書架は厳しそう。そんなわけで、18cmと非常に薄い物を探してきた。これを背面に入れてしまおうという魂胆。出入り口を利用すれば180cmの物がちょうどおさまるが、垂壁の都合上入らないかも。垂れ壁形状を考えてもらうか、128cmの物にするか...。 L字デスクは前と右という物を探していたが、良い物がなかなか見つからない。どうしても出入り口にはみ出してしまうし、右側デスクが短い物は、あまりL字っぽくない。しかし、背面の本棚を128cmにすると左後ろが空くので、左と前のL字にするのも手か。右利きなので微妙ではあるがスペース的には一番有効活用できそう。良い物が見つかると良いが。 最後に坪庭デザインを少し検討。シンプルで格好良い物を見つけた。うちにはどんなデザインの物が似合うのか、ゆっくり検討したいところ。枠の部分だけは最初に作ってもらった方が無難かな?雨水処理が気になるところだが....。 Copyright 2009- barista. 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