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夢想編 -- グングニルの憂鬱 2009/05/02 地盤調査・家具見学 午前中はバドの練習。少し早退して地盤調査の見学。到着時には既に作業者が一人、メジャーで敷地内を計測中。しかし、まだすぐには始まりそうになかったため、土地の近くに車を止めて車内で昼食。 昼食後に歩み寄って話しかけてみたところ、作業者は非常に気さくなお兄さんだった。なんと一人で調査を行うらしい。2〜3人で行う物だとばかり思っていたので驚いた。 地盤調査はスウェーデン・サウンディング法という手法で行なう。これはどこのメーカーでも(おそらく他国でも)同じ。大まかに説明すると、写真のような機械で地面に鉄槍を刺して、どれぐらいの力で刺さったかで地面の強さを調べる調査方法である。 作業者の方がかなり親切な人なので、細かい状況や意味を説明してくれた。測定は家の四隅と中央の計5箇所で行なう。測定した結果、弱い部分等があれば測定箇所を追加する。 実際の測定は左の写真のようなキャタピラつきの機械で行なう。機械を測定箇所まで移動させ、先が螺旋状の槍のような鉄の棒をセットして、モーターで加重する事で行う。この加重強度はコンピューターによって自動制御され、棒が沈まなければ最大100kgまでの加重を行う。 100kgの加重でも沈まない場合、今度は棒に回転をかける。で、かけた荷重や回転数が記録されるわけだ。従って、あまり回転せずに沈めば、地盤が軟らかいことになり、回転していてもあまり沈まなければ、地盤が固いことになる。この手順で、堅い「支持層」を見つけるまで、鉄の棒をつなぎ合わせながら、試験を行なう。 測定開始までに父親も見に来たり。途中でバドの友人夫妻も見に来たりで野次馬だらけの測定会に。実際の測定は鉄の棒が結構な勢いで沈んだりして、結構心臓に悪い。 測定が終わると真ん中の写真のような結果用紙が出力される。右がその拡大。左端の列が深さ(cm)である。写真には2.89m〜4.50m辺りまでの測定結果が記されている。2列目は加重。1.00と書いてあるところは棒を沈めるために100kgの加重が必要だったという意味だ。 3列目は回転数。自沈と書いてあるのは回転が不要だったという意味。1.0、49.5などの数値は回転数だ。100.0と書いてある場合、100回転以上が必要だったと言うことで、非常に堅かったという意味。 4列目は注釈。ハヤイと書いてあるところは、簡単に沈んだと言う事(汗)。打撃*5と書いてあるのは、精神的打撃を5回....という訳ではなくて、石などにぶつかった際に打撃を行った、と言う意味。 で、結果を分析すると、3.5mぐらいまでは自沈しているのであまり堅くはない。中でも、0.75や0.50と書いてあるところは75kgや50kgで沈んだと言うことなので、3m付近の地盤が弱い事になる。うちの南は1.7m下に田圃があるので、2〜3mぐらいの辺りは土を盛る前の地表面あたりなのかも。 2x4の二階建て住宅の場合、25cmの平均が75kg〜100kgって辺りがベタ基礎で行けるかどうかのボーダーらしいので、50kgが出るとさすがにアウト。4mあたりからはかなり固い地盤といえる。ただし、すぐ下に軟弱地盤が隠れていては意味がないため、固い地盤発見後も2mは引き続き調査を行う。幸い、我が家の場合は、5箇所全てで4〜4.5mが支持層だという測定結果となった。 ではどんな地盤改良が必要か。さすがにベタ基礎を直接は無理。表層改良の上限は良好地盤が2m以内とのことなので無理だろう。調べたところ、良好地盤が7m以内にあれば利用可能とのことなので、柱状改良になるだろう。 柱状改良とは、ミルク状のセメントを流し込んで地面をかき混ぜ、地面の中で「柱状のコンクリートもどき」を作る地盤改良法である。穴を掘って柱を埋めるわけではないので、鋼管杭による物に比べれば比較的安価。web上での話では80〜100万ぐらいで済んでいる物もあれば、200万以上の物もあるようなので、非常に心配。ここなんかを見ると柱状改良でも40〜90万円程度とかいてあるのだが...。元々、地盤改良用に90万円の予算組みがしてあったので、何とかその範囲で済んでくれ。 遅い昼食を済ませ、夕方より家具店へ。式場と提携している家具店で、家具を見て回った。想像していたような「いかにも」なブライダル家具ではないので安心したが、展示品がどれも高い。 ダイニングセットは安い物もあって安心したが、思いの外ベッドが高い。書斎机やダイニングのPCコーナー用の机については、良い大きさと値段の物が見あたらず。もっとも、展示こそ少ないものの、取り扱う商品自体は大量にあるらしいので、カタログを見ながらじっくりと時間をかけて選ぶことになるのだろう。 ぐるりと見て回って、何となく家具のイメージもついた。ダイニングテーブルは黒から焦茶予定だったが、天板の白い物を選ぶかも。テレビボードは二転三転して白の背の低い物になりそう。というか、非常に気に入った物が1つ。S県まで行かないと現物を見られないのが難点だが、写真で見る限りは非常に素敵。ただ、結構お高い。で、ソファも白なので、必然的にリビングテーブルは黒か焦げ茶になりそう。「収納系」か「伸ばせる系」かは検討中。 とまぁそんなわけで、なかなか良い家具もあったことだし、「63万円分の家具を買うことでドレスが安くなる」というシステム自体は使うつもりだが、ひたすら「良かったら早めに頭金5万円を入れて『ドレスが安くなるチケット』を!」と連呼する店員に辟易。 そりゃ、お前の成績になるのかも知れないが、半年後に家具を購入する予定の客が今契約するメリットは何だ??そんな無駄台詞を連呼する暇があったら、まずはカタログ内を必至で検索して、こちらの意図する家具を一つでも提案すべきだろうに。客だって欲しい家具が3つも見つかれば「もう契約しちゃいます」という気分になるだろう。順番が逆。この店と割引システムは利用するつもりだが、別の担当営業の時に契約をする予定。あの店員ではなにか「ポカ」をやりそうだ。 Copyright 2009- barista. All rights reserved. |
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