June 19, 2007.

DoJaとかMIDPとか

baristaが就職して最初に就いたプロジェクトはMIDP関係の研究プロジェクトでした。当時DoJaやMIDPはまだ仕様が固まっておらず、β版の仕様書を和訳しながら嬉々としてサンプルアプリを作成していました。内容は通信モジュールと連携したデータ配信等々。初期のAPIは通信ができない、ローカルメモリにアクセスができないなどの仕様だったため、結局実現しませんでしたけれど。

ところで、現在のAPI、DoCoMoだけがDoJaという独自仕様で、他の2社がスタンダードなMIDPを採用しています。その事でDoCoMoが叩かれることがありますが、大きな間違いです。実は国際的な仕様であるMIDPの作成にはDoCoMoが尽力しているのです。しかしながら、その仕様確定までのスパンがDoCoMoの思い描いたサービス開始のスケジュールに間に合わなかったため、急遽独自仕様のままスタートしたのです。MIDPの半分はDoCoMoの手によるもの。感謝しないといけません。

さて、当時は勉強のために自由にプログラムを組んでいたため、落ちものゲームを作ったりして非常に楽しい日々を送っておりました。一番お気に入りだったのは、Palm上で動くMIDPで構築した自作Windowシステムです。

で、J-PhoneのAPIが公開されたら携帯アプリを作って遊ぼう...と思っていて、いざ公開されたら、なんと勝手サイト禁止。これはめげました。暫くたって、コンテンツプロバイダに登録すればよいという事になりましたが、ためしに使うにはハードルが高いという事で長年放置しておりました。

で、今日たまたまあるコンテンツプロバイダのページをみたら、なんと公開アプリのupload場所以外に、試しプログラムupload場所が提供されているのですね。携帯実機でHello Worldができないと開発意欲が鈍ると敬遠していたbaristaとしては目ウロコ。もっと早く知っていればいろいろ作って遊んだのですが。ドラゴン桜じゃないですが、情報は力だなと思いました。知らない事は悪いことではないけれど、損をする事だと思います。とりあえず、後悔していてもしょうがないので、時間を見つけてトライしてみようかな。

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