June 12, 2007.

Safari

AppleがSafariのWin版のpublicβを公開しましたね。Macのソフトの中で最も使ってみたかった物の１つだったので、早速downloadしました。感想は、「目に優しい」って所でしょうか。独自のアンチエイリアシング機能でフォントを表示するため、太目の美しい曲線描画が素敵です。結果、一枚のjpeg画像を見ているようなマットな印象が得られている。逆にシャープさに欠ける印象も受けますが。まぁ、あと5〜10年すれば24インチで3880x2400なんてドットピッチの細かい液晶が登場し、１文字あたりのドット数が増える事で改善するでしょう。携帯では既に実現済みだし。

さてこのSafari、実は日本語環境にはまだ対応してません。なので日本語サイトが表示できない。ところがitmediaなどが「Safari対応」を歌っているので調べたところ、どうもフォント名が２バイト文字だと駄目らしい。なので、設定画面で「MS UI Gothic」のような、「日本語フォントなのに名前が１バイト文字のフォント」を選ぶと、ある程度のサイトが閲覧可能になります。フォーム入力とかブックマークとかで落ちまくりですけど。ただし、サイトのCSSでフォント指定がある場合は表示不能です。Yahooはバッチリでした。ここは駄目でした。で、ブラウザ情報を判定して別CSSを選択するよう、急遽変更いたしました。もともとそういう用途を想定した設計にして有ってよかった。Safariで表示してみると、太目の文字が非常に可愛く、なかなか良いです。フォント指定無しでもレイアウトが崩れないページを作ることがユニバーサルデザインなのだなと実感。デザインの自由度とのバランスが難しいところですが。

さて、情報系ブログらしく、CSS差し替えの方法を書いときましょう。ページの頭にこんな処理を入れてます。

$client = $ENV{'HTTP_USER_AGENT'};

$index = index($client, "Safari");

if ($index < 0) {

　　print '<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/normal.css">';

} else {

　　print '<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/safari.css">';

}

とまぁ、こんな感じです。ブログにはソース表示用タグとかを作ってないため、非常に読みづらいですがお許しください。

Safariのお気に入りな所はUIがシンプルなことです。baristaは日ごろFirefoxとIE6.xを併用していますが、メインはIE6.xです。CSSの対応がましになったとはいえ、IE7.xを使う気になれません。Firefoxも少し自己主張が強い気がします(プラグインで変えても微妙です)。その点で「Elegant User Interface: Safari’s clean look lets you focus on the web ― not your browser.」というAppleの発言は素晴らしい。訳すと「エレガント設計。Safariのサッパリ画面ならwebページに集中できます。ブラウザの枠じゃなくて。」ってとこでしょうか。

個人的に不便な点はURL入力履歴がプルダウンできない事と、リサイズが右下でしかできないことでしょうか。ブラウザを画面の右半分に置いていて、「左側を開けたいな」と思った場合に、右下から左へブラウザを縮小し、左にあるブラウザを右に移動、と２手順が必要となる。webページ開発をノートでやっててちょっと気になりました。MacとのUI統一の観点で仕方が無いのかな？

Safari download: http://www.apple.com/safari/download/

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