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June 13, 2007.

ICCプロファイル


色を専門に扱う職業の人には普通の用語ですが、一般人は殆ど聞いたことが無いのではないでしょうか。baristaも耳にした事はあっても意味を知ったのはつい最近です。これはInternational Color Consortium(ICC)が定義した色を管理するプロファイルの事。パソコン内部では色をRGB(赤:緑:青)で表現しています。表示や印刷の際にはそれを、L*a*b*(明るさ:色相:彩度)やCMYKカラーに変換してという処理をやってるわけです。で、どの色をどう変換するかをICCプロファイルという書式でjpegに埋め込めば、意図したとおりの変換を行なうことができるわけです。

Macは最新のプロファイルにOSレベルで対応しているため、意識せずとも正しい色が表示されます。ところが、WinはVistaになっても、最新のプロファイルに対応していないため、画像によってはモニタのキャリブレーションに関係なく、えらい事になります(Win標準アプリでは唯一、「画像とFaxビューア」だけはまともな色で表示します)。

 

で、それを各ブラウザで試してみたのが右の図。一枚の画像ではなく、4種類のICCプロファイルにて保存した4枚のスライス画像が並べてあるページです。上からFireFox, IE7.x, Safari 3.0β(win)で表示しています。マルチプラットフォームなアプリのはずのFireFoxが正常に表示できないのは意外でした。画像表示機能はOS標準の機能を呼び出しているのでしょうか?IEに関しては画像間に謎の空白が表示されたりしていて、もう論外ですね。他の二つがとんでもない色で表示しているのに対し、Safariだけが正常な色を表示しています。さすがはApple。情熱を感じますね。

 

自分の目で確かめてみたい方は、

http://www.color.org/version4html.html

へアクセスしてみてください。


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