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January 25, 2008.

省エネルギーアレルギー


玄関の扉を開けると一面の銀世界。しかも、まだ降りやまず。松葉に積もる雪を携帯電話撮影するも、光量不足。高機能になったとはいえ、携帯電話のカメラに雪の早朝はちょっと酷過ぎる。絶対的レンズサイズが足りない以上、劇的進化は難しいのではないかな。ガラスが無限に透明になっても、レンズ面積以上の光は集められないので。

満足のいく撮影をあきらめ、出勤しようとしたら、犬のうなり声。見ると見かけない白い犬が3匹ほど、向かいの家の駐車場あたりで暴れまわっている。身の危険を感じたので、タイミングを見計らって出発し、急いで駅へ向かった。ひょっとしてあれが、「犬は喜び、庭駆け回り」というやつかな。ともかく、猫は奔放な方が可愛いが、犬はある程度従順で無いと可愛くないなぁ。半分は実際の危険度の問題の気もするが。

 

そんな冬の朝、いつもどおり急行に乗って出勤したのだが、やたらと車内が寒い。外が寒いから暖房が効いていないのかとも思ったが、足元を探っても温風が出ている気配が無い。どうしようもないので我慢していたが、車体には隙間が多いため、室温がなかなか上がらない。停車のたびに強制換気されるし。結局満員になるまで、寒すぎて眠ることすらできないと言う状態だった。

暖房が切られているのは、おそらくウォームビズの影響かと思う。しかし、暖房を切った分の上着を購入したり、カイロを買ったり、風邪を引いて病院まで車で行ったり、そういったエネルギーの方が無駄である。しかし、会社や公共交通機関はクールビズやウォームビズに積極的だ。環境保護の名目の元に光熱費が節約できるためである。なんというのか、その、.....エコ万歳!

 

まぁ、実のところそういった企業の体質に文句があるわけではなくて、世の中はお金で動くことが多い事よ、と思う次第。悪い意味ではなく、それが常道という事。例えば、フロン撤廃→代替ガスの性能が悪い、コストが高い。などという時代があったが、「フロン税」を導入し、フロン外のガスを導入する企業に補助金を出せば即解決だったはず。本気で少子化対策がしたければ、子供一人に対し月10万円の補助金を出せばよい。5人も作れば悠々自適に暮らせるだろう(そこまでして子供の人数を増やす必要は無い。むしろ減って行く事が自然な時代だと思われる)。したがって環境に慮りたいという意思があるのなら、もっと環境に慮ることで利益が上がる世の中を作るべきである。ボランティアなどに頼るからいけないし、世界一募金をしているのはビルゲイツだと言うことを忘れてはいけない。無論、ビルゲイツがどれぐらい環境を破壊しているかは度外視であるが。

 

 

【省エネルギーシステム開発】

開発者たるもの省エネ思想が大事。といっても電気代の事ではなく、システムのコスト意識の話。古いPGは「構造化しすぎてメソッド呼び出し階層が深くなるとオーバーヘッドが」とか「SQLは大文字で書かないと解釈速度が」とか、結構馬鹿げた高速化に執着しがちだったりする。しかし、昨今のCPU・メモリ環境下において、それらは測定不能なほどの誤差である。パフォーマンス問題が発生した場合、線形に負荷が増加するようなものに執着する前に、指数関数的な負荷増加がないか構造を解析する必要がある。

さらにもう少しグローバルに見るなら、現代のアプリケーションは大容量化したデータを通信する事が多いため、HDDアクセスや通信がボトルネックとなる事も多い。1モジュールの速度より、全体としてのパフォーマンスをあげる設計が必要となる。

もう少し上から俯瞰すると、CPUや通信速度は徐々に高速化することが分かる。システムをダウンさせないことや、メンテナンス、機能追加に耐えうるシステムを設計した方がお得感が増す。単純な速度重視の設計に意味は無い。

さらに上から鳥瞰してみよう。結局近視眼的な設計しかできない、安かろう、悪かろうなPG・SEにシステムを作らせるとコストがかさむわけだ。当然、安かろう、悪かろうな会社にシステムを依頼するのも同様。弾けたと言うITバブルだが、まだ弾け方が足りないように思う。恐らく現存する社員・会社の7割方は淘汰され、トヨタと町工場のような関係が築かれるだろう。IT業界の部品は輸送費がかからない為、町工場が国内である必要は無い。

さて、まだSQLを大文字で書くことが大切ですか?


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