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January 14, 2008.

サウイウモノニ ワタシハナリタイ


珈琲と生ビールは似ている。どちらも最初のひとくちが抜群に美味い。残念な事に珈琲はすぐ冷めて苦くなってしまうし、ビールもすぐ温くなって刺激的でなくなってしまう。しかしその潔さは日本人好みかもしれない。両者の違いは飲む場面だろう。落ち着くために飲むか、盛り上がるために飲むかだ。どっちにしても偏向した心をあるべきところに戻してくれる作用があるように思う。

y = x^2 - 4という関数があったとする。因数分解すると、y = (x - 2)(x + 2)となるため、y = 0に落ち着くのはxが2か-2のときだと分かる。珈琲とビールはなんとなくこの解のイメージなのだ。適量を超えると気分が悪くなるので注意したい。

 

1月前半は予定満載で体育会系の日々を過ごした。練習不足で満足の行く結果は得られなかったものの、欠点が明確となったため、今後の改善に努めたい。運動づくしの一方、アプリの開発、英語学習は遅れ気味。特に英語の方は殆ど停止中。思うに「今日は運動で疲れたから」という例外意識がいけない。運動した日も、開発1時間、英語1時間、という規則性が大事だろう。ビールだけを10杯の日や珈琲だけを10杯の日を作るのではなく、毎日どちらも2杯ぐらいの方が調子が良いはずだ。ということで、早速今日こそビールを飲まなければ(結論がおかしい)。

 

 

【フェイルセーフ】

フェイル・セーフ(fail-safe)とは失敗したときに安全側に転ぶような設計のことである。これは失敗しないための設計ではない。例えば、朝の電車が7:30発の場合に7:28ではなく、7:20ぐらいに駅に着くよう出発する人がいる。一見時間にきっちりした人に見えるが、うっかり10分寝坊すると、電車に乗り遅れるし、電車が10分遅れると会社に遅れるかもしれない。これではフェイルセーフとは呼べない。

一方、自分は7:30発の電車がギリギリなら、日頃2本ぐらい前の6:50発の電車に乗る。駅に着くのはギリギリなので乗り遅れることもあるが、乗り遅れても次の電車でも間に合う。電車が雪などで遅れていても遅刻したことがない。鳥の糞の直撃を喰らって一旦家に着替えに帰った事があるが、それでも遅刻していない。このように「人間(あるいはシステム)は失敗(故障)するものだから、それを前提として、失敗したときの被害を最小限に留めるような計画・構造を準備する」事をフェイルセーフという。

 

分かりやすくしようと上記のような例を挙げたが、大抵のフェイルセーフは上記のような被害を0とするものではない。例えば、銀行システムをつくるなら、突如停電が起こった際に、(1)現金は引き落とせたのに、預金残高が減ってない、(2)預金残高は減ったのに、現金が出てない、という状況を作らず、(3)システムは落ちたけど、現金は動かず、預金残高も減っていない状態で安全に停止する、という設計を行なう。(3)が無理でも(1)よりは(2)が次善である。記録と障害発生時間から、後の対応が可能だからだ。車を設計するなら「ブレーキを踏まないと動き続ける」車より「アクセルを踏まないと進まない」車の方が安全である。当然、マニュアルミッション車の方が居眠り運転に対してはフェイルセーフと言えよう。

 

このような例から、「30%の力で相手しよう」とか、「ずっと君のことが好きだった....ってもし言ったらどうする?」とか、「受かりそうな試験より、あえて難関に挑戦することに意味があるんだよ!」なんていうのは、かなりフェイルセーフな発言である事が分かる。恥ずかしいので無言で努力するよう勤めよう。


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