権利は義務の元に/Javaの格言

June 14, 2007. Thursday.

Javaの格言：権利は義務の元に

プログラマのコーディングスタイルには癖があり、おなじみのHello World!を書かせても以下のように書き方がぜんぜん違ったりします。

public static void main(String[] args) {
　　System.out.println("Hello World!");
}

public static void main( String args[] )
{
　　System.out.println( "Hello World!" );
}

さて、あなたはどちらが好みでしょうか？baristaは常に前者を使っています。重要なのはこれは好みの問題ではないという点。

Java言語にはSun自身が規定したコーディング規約があります。詳しくはこちらをご参照下さい。中には細かい表記の規約や、そもそも何故規約が存在するかについても言及されています。baristaはこれを全部読みました。英語が苦手な方にはこちらに日本語訳があります。Sunではなく有志による物で、多少細かいニュアンスが変わっていますが、かなり正確な翻訳がなされています。

上記のような規約が存在するため、baristaは他のプログラマとjavaコードの記述スタイルの是非について議論する気が全くありません。自明だからです。ただし100%守れと言っているわけではありません。厳守は時に不便を生じますし、プロジェクトごと・会社ごとの規定も存在します。柔軟な対応が必要でしょう。ただ、「規約を知らずに適当に書いている」のと「規約を知っていてアレンジしている」のは大きく違うので、Javaで仕事をする人なら規約ぐらいは目を通しておきましょう。「コーディング規約の必要性」は重要項目です。