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June 8, 2007. Friday.

Java

このページではJava関係の話題を取り扱っています。半分はbarista自身の覚書きの為のコンテンツです。Javaを始めたばかりの人のリファレンスや、新しいモジュールの導入を検討している人のヒントになれば幸いです。



Javaとは?

Javaとは、1990年ごろよりSunの技術者らによって開発されたオブジェクト指向言語、およびそのプラットフォーム技術のことです。一般公開は1995年ごろからで、まだ比較的若い言語です。いわゆるオブジェクト指向言語の中で最も商業的に成功した言語、とまで言うと過言ではありますが、baristaはそういう印象でとらえています。


Javaにはいくつか特徴があります。1つはメモリ管理方式。当時主流であったCやC++と異なり、メモリ管理を意識しなくて良いため、メモリ破壊によるOSクラッシュ等を避けることができます。この事は多くのプログラマの負担を軽くしました。また、その事が携帯電話用アプリとしての採用のきっかけとなり、現在DoCoMo, SoftbankおよびAUの一部端末で利用されています。

次に、マルチプラットフォームを意識していること。Write Once Run Anywhereというスローガンのもとに、windows、mac、unix系のそれぞれのOS上で同じプログラムが動く、という理想を半ば実現しています。この機能の実現にはタネがあって、実はJavaはコンパイル言語と言いながら、コンパイル結果をバイトコードによる中間言語としており、実行時にインタプリタが走ってそれぞれのOSのネイティブコードに翻訳されるのです。Javaの黎明期には、このインタプリタの遅さにより、Javaはクライアントアプリ作成にはまったく使えない、と非難される原因となっていました。しかしながらPCが高速化された現代において、このことは余り問題になりません。その事は近年の携帯アプリへの採用でも証明されています。ただし、携帯版Javaに関しては方言があって、マルチプラットフォームとはいいがたいのですけど。歴史的背景については機会があればまた。


他にも様々な面白い特徴を持つ言語では有りますが、冒頭としてはやや冗長となりますので、Javaという言語を開発する上であげられた、5つの目標を取り上げる事で紹介の代わりとさせていただきます。


■ オブジェクト指向の方法論を採用

■ 異なるOS上で同一のプログラムが動く

■ ネットワーク機能を標準で備える

■ 遠隔のPCにある実行コードを安全に実行できる

■ 開発効率の為、C++など既存オブジェクト言語の良点を流用