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攻殻機動隊 S.A.C. episode 7 偶像崇拝 IDOLATER

監督:神山健治/ 原作:士郎正宗/ 80点
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 04

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 04
価格:4,870円(税込、送料別)

攻殻機動隊 Stand Alone Complex episode 7

- stand alone eposiode:偶像崇拝 IDOLATER

 

■文字通りのIDOL

 

南米の麻薬王であり、国の英雄であるマルセロ・ジャーティが、頻繁に日本を訪れているという情報が、9課の元に届いた。麻薬取締りの目的で彼を追う警察官と、彼の頻繁な来日の理由を調査する9課。果たして彼の来日の理由は?というのが本エピソードの大枠である。

 

マルセロは某国の民主革命の功労者である。しかし革命後も政治家とはならず、一介の軍人として戦場で指揮をとっていた。そのような人物であるがゆえに、何度も暗殺の対象とされるも、奇跡的な生還を遂げており、その行動と不死身性により、英雄として国民から崇拝されている。

このマルセロのモデルは明らかにチェ・ゲバラだろう。革命に成功しても、政治家として安全な場所で他人の命を動かす事を良しとしない姿は、明らかにチェ・ゲバラのそれである。一方で、キャラデザインの方は、なんだかモッサリしていて、あまりゲバラのイメージが無い。これは実物のチェ・ゲバラの英雄性を考えて、あえて似せなかったのだと思われる。にしても、もう少しデザインを何とか、その。

 

9課のメンバが彼について疑問に思った事は2つ。何故彼は不死身なのか、何のために来日するのかである。本作品の面白い所は一方の答えがもう一方の答えに直結している点である。

前者については冒頭に「これまでの暗殺未遂の対象は全て影武者だった」との仮説を立てている。だとしたら、今回来日した彼も影武者かもしれないという点にも言及している。この予想は半分正解で半分間違いだった。ではそのカラクリは?というあたりが後半いっきに明かされる。

 

さて、本エピソードのシリーズ中での役割と言えば、見た目や構造により生命の有無や個の特定をする事が不可能である、という事実の確認。そして、偶像がいかにして作られるかの説明であろう。

 

ネタバレ内に書いたように、内容はそれなりに濃いのだが、キュンと来る台詞も目の覚めるようなアクションも無く、やや地味めなエピソード。よく出来ているけど、繰り返し見た回数はかなり少ない回である。

 

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