サイト内検索:  

攻殻機動隊 S.A.C. episode 6 模倣者は踊る MEME

監督:神山健治/ 原作:士郎正宗/ 98点
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 03

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 03
価格:6,300円(税込、送料別)

攻殻機動隊 Stand Alone Complex episode 6

- complex episodes:模倣者は踊る MEME

 

■始まりの終わり

 

最初に言っておくが、「終わりの始まり」の誤用ではない。エピソード6「模倣者は踊る」は笑い男シリーズの序章の締めに当たる話である。これまでの2話でばら撒かれた布石が回収され、今回の事件の犯人像が明らかになるとともに、「笑い男事件」という壮大なる謎が、視聴者に突きつけられる。ちゃんと話についていければ、だが。少なくとも自分は無理だった。皆さんも「繰り返し見られる作品」として楽しんでいただければと思う。

 

上記の通り、本編は2つの楽しみ方をする事になる。それらについて語るためには、どうしたってネタバレが発生するため、思い切って全部ネタバレ内で説明する。始まって早々で恐縮だが、ご容赦いただきたい。

 

 

この物語の1つ目の楽しみと言えば、当然ナナオによる大堂暗殺事件である。

とまぁ、ネタバレ内に書いたように、ナナオの正体については前2話が理解できなくても、大体理解できるような親切設計だったりするのだ。このあたりの脚本は良くできている。

 

 

もう1つの楽しみ、笑い男事件についての進展がまた面白い。

 

ネタバレに書いたように、派手な3話の締めであると同時に、笑い男に関する一連の事件の始まりでもある本エピソード、非常に重要なので何度も復習をしておこう。

 


ちなみに、本作の副題"MEME"とは、遺伝子によらず、模倣によって人から人へ伝えられる情報の単位の事をさす。これは元々動物行動学者であるリチャード・ドーキンスによって、遺伝子を意味するgeneとギリシャ語の模倣するを意味するmimemeから作られた造語である(原典は「利己的な遺伝子」The sefish gene, 1976)。

例えば、我々人間は動物としての本能だけではなく、両親の行動を模倣することで言葉を覚え、道具を使う。学校で教師の教える内容や、教科書や本から様々な知識を模倣し、そこから新しい思想などを産み出す。これらは全てgeneではなくmemeの産物なのである。

 

 

攻殻機動隊 Stand Alone Complexに関する記事一覧はこちら >>