サイト内検索:  

ゴッド・ディーバ

監督:エンキ・ビラル/ 原作:エンキ・ビラル/ 55点
【25%OFF】[Blu-ray] ゴッド・ディーバ Blu-ray

【25%OFF】[Blu-ray] ゴッド・ディーバ Blu-ray
価格:3,701円(税込、送料別)

■独特の世界観

 

たまたま、パッケージだけを見てなんだかわからずに借りた映画。なので、あえて何も調べずに思うがままに書いてみる。その後でWikipediaか何かで調べてみよう。以下、調べずに感想。

 

GOD DIVAは未来の地球を描いた作品。主要登場人物は実写だが、他の殆どの人物はFFムービーなどと同様、リアル系CGアニメとなっている。FSSなどと同様、科学は進み、自然分娩は減り、改造・延命をした人間が殆どで、純粋な若い人間が殆ど存在しない世界だ。

そこに登場する謎の青い髪の女と、ある事故で自由の身になった男が繰り広げる物語....なのだが、実は殆どストーリーらしき物が無い。途中、過去のある警官や、脛に傷持つ会社のエグゼクティブなど魅力的な人物が登場するわりには、特にミステリ的な展開になるわけでもなく、ある「登場キャラクタ(あえて人物とは書かない)」により、無理矢理、「否応無く」話は牽引される。

恐らく、本作は「もはや行き着くとこまで行ってしまった」社会に対する、「破壊と再生」を表現しているのだろう。しかし、登場キャラクタの「名や宗教的立場として持つ意味」を知らなければ、本来の意味が全く理解できないと思われる(実際baristaは完全には理解できなかった)。

映像は前述の通りCG満載で気持ち悪いのだが、人工皮膚移植キャラはCG、純粋な生き物は実写という使い分けにより、気持ち悪さも作品に取り込んでいるあたりが上手い。結果的に、直ぐに違和感を感じなくなった。独特の映像美は素晴らしく、この手の退廃未来の描写が好きな人にはたまらないはず。

前衛的作品として過度の期待をせずに見れば、マニアには70点。少なくとも同日に見たパトレイバー3よりずっと面白かった。映像的・企画的面白さで間が持つだろう。一般人には40点。多分、最後まで見られないはず。

 

で、webで軽く検索したのだが、大した情報は見つからず。以下のサイトが感想については自分とほぼ同意見、かつ原作について触れているのでネタバレ平気な興味のある人はどうぞ。どうやら、有名SF作家の原作があるらしいですね。

http://www.cafeopal.com/reviews/04/may/reviews040520.html