エイリアン vs プレデター監督:ポール・W・S・アンダーソン/ 原作:/ 45点
■捕食者とは言いがたい
AVPことAlien vs. Predatorはその名の通り、エイリアンとプレデターが戦う映画である。邦画で言うとマジンガーZ対デビルマンのようなものだ。って古すぎてわからない上に、コンセプトが違うぞ。と、誰も突っ込んでくれないと思われるので、セルフで突っ込んでおく。 映画のコンセプトは2大名作映画の化け物が一緒に戦ったら面白いんじゃない、という単純なもの。ただ、エイリアンもプレデターも強靭かつ感情に乏しい為、両者のみで物語を構成しても、誰もどこにも感情移入できない。なので、お笑い番組における「笑い女」役として、人間の調査団が登場し、彼らの目線で物語は語られる。 以下、ネタバレ。 映像については、同日に見たスターウォーズなど莫大な制作費をかけた作品の後で見ると若干の見劣りはしょうがないところか。エイリアンのCGやクリーチャーの作りはまずまず。ただ、黒光りする金属色のエイリアンより、昔のピンクの生々しい姿の方が怖いのではと思う。音もルーカスの後では弱い。また、演出的にびっくりするシーンが特になかったけど、ありがちでもテンションリダクションはやるべきでは? ってなわけで広くみんなに45点。全然悪くはないけど、熱中もしない感じ。
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