MGFとの出会い その2
〜 運命の出会い? 〜

 「こういうのではあかんの?」と友人に見せられた車はいろんな車に似ているようで、 それでいてどの車にも似ていない不思議なデザインの車でした。友人は某自動車会社で トラックの販売をやっていて、レッカー車やキャリアーカーなどを販売しており、 その車を扱っているディーラーとは結構懇意だったようです。
 確かにその車は魅力のある車でした。しかし、二人乗りのオープンカー。しかも いくら右ハンドルとはいえ一応外車です。これまでオートマの車にのらりくらりと 乗ってきた私からみればかなりの大冒険です。そう易々と飛びつくわけはありません。 その車は濃いグリーンで、名前はMGF。1.8VVCという上位グレードで馬力も145psありました。 小型のボディを考慮に入れるとシルビア号よりはるかにパワフルです。燃費も悪くないらしいですし、 なによりあこがれのコンパーチブル!心惹かれる点はたくさんありました。 しかし、とりあえずその場は「うぅ〜ん。かっこいいけど、いざ買うとなるとねぇ...」と 言葉を濁しつつ家に帰りました。とりあえず人に話を合わせる性格上、 口では「いいねぇ」と言っても次の日には車の名前まで忘れてしまう、 そういう性格の私ですが、MGFに関しては名前こそ覚えられなかったものの、なぜかそのデザインに 心惹かれるものがあり、しばらくの間頭から離れませんでした。
 ある日コンビニで中古車情報誌を眺め記憶をたどってMGFを探しました...が見つかりません。 バルケッタ等はすぐに見つかるのですがMGFはなかなか見あたらないのです。 この滅多にない車という稀少感が否応なしにオーナー心をそそりました。 外車専門の中古車情報誌でようやく数台を発見し、値段などを眺めると、 確かに先日友人が進めてくれたモデルはVVCで118万円と非常に割安な価格でした。 しかしながら細かいスペックも知らずに外車を購入して後悔したくない、 という思いもまた非常に強く、そんなカタログ上の年式と値段の比較ぐらいでは 納得・購入とはいきませんでした。

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