MGFとの出会い その1
〜 インパクトのある車に乗りたい! しかも安く.. 〜

 私の一台目の車は日産S13シルビアでした。別に走り屋だったわけでもなく、 ただ単に気に入ったデザインの車がそれだったというだけで、 私のカビ色シルビア号は2001年に下取りに出されるまでどノーマルのままでした。 それどころかオートマだったのです。
 一応2000年の終わり、そろそろエンジンのかかりにくくなったS13に愛着はあったものの、 そろそろ次の車を探そう、という気持ちは沸々と沸き上がり始めました。しかしながら、 大学1年の終わりから大学院、就職と7年間も乗り続けたシルビア号には並々ならぬ愛着が あります。そんじょそこらの車では乗り換えようと言う気は起きません。
 私の人生2台目の車の候補としてめぼしい車は何台かあがってきました。 ひとつはZ28カマロのコンパーチブル。人相が悪いのに笑いっぱなしの顔、 オープンにするとゴキブリのように平べったいボディ。人を轢いたら突き刺さりそうな とがったバンパー、そして中古で150万円程度であるにもかかわらず、 スカイラインGTR並の馬力とトルク。 確かにS13シルビアを忘れさせてくれるようなインパクトがあります。 しかしながら、アメ車特有のぶっといタイヤと強烈な燃費。とても維持できないほどの 故障の多さ。田舎では操縦不能な回頭性。すべてが現実的な所有を難しくしていました。 何よりの障害は長さです。私の家の駐車場にはシルビア+10cmぐらいのスペースしかありません。 いくら何でもZ28は収まりそうにありませんでした。
 次に候補に挙がったのがミニクーパー。小さくてかわいい。デザインは懐古的。 燃費も良さそう。それにこれだけ売れていれば故障してもディーラーに直してもらえそうです (実際は当たりによってかなり苦労する車らしいですが)。しかし、 シルビアより物が詰めなさそう。シルビアよりパワーウェイトレシオが悪そう。 結構たくさん乗ってる人がいてインパクトに欠ける。エアコンをかけると走らないので 暑がりのbaristaには耐えきれないであろう。などなど、オーナーになることを考えると それなりにハードルはでてきてしまうのでした。
 シルビア号はだんだん動かなくなる。本格的に修理に出せば数十万円はかかるであろう。 しかしシルビア号より愛着を持って乗れる車が見あたらない....。そんな風にして悩んでいる 時に友人に一台の車の写真を見せられました。

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