
MGFとの出会い その4
〜 シルビア号重体 〜
だんだんと興味がわいてくると取りあえず実車がみたくなります。
取りあえず友人に電話をかけて「こないだ言ってた車、一回見に行きたいんだけど」
と相談してみました。返ってきた答えは「あの車あの後一週間ぐらいですぐ売れて、
その後じゃあって車屋がもう一台仕入れたらしいんだけど、それもさくっと売れた
らしいぞ!」........何ぃ〜〜〜。これはもう「なかなか本当の魅力に気づかなかった
女の子にいざ告白しようと思ったらすでに人の物」っていう少年誌にありがちな
展開です。遠くに行ってしまうとよけいに燃え上がるのも同じです。
違うのは車なので同じ車種が手に入る可能性があると言うところ。
しょうがないので友人に「British GreenのVVCを探しといて」と頼んで待つこととしました
しかしながらなかなか希望の色、グレード、手の届く値段の出物は見つかりませんでした。
じらされている間に私の心はだんだんと燃え上がってきます。そして旧愛車のシルビア号は
だんだんと元気がなくなってきます。
そのころは丁度2月で、非常に寒い時期でした。とうとうシルビア号は夜充電しておいても
朝は必ずバッテリーが上がってエンジンがかからないと言う状態になりました。
そんなある日、友達から一本の電話が入りました。「赤の1.8iっていう低グレード版だけど、
たった9,000kmしか走って無くてすごく綺麗でやすいのが入ったよ!」おいおい、
ちょっと待ってください。色もグレードも違います。しかもよりによって赤です。
正直一般人にとってオープンで公道を走ると言うだけでもかなりの気合いが必要だというのに、
真っ赤なオープン。さすがに見に行こうという気にもなりません。
ある雪の朝、取りあえずバッテリーを換えよう、と近くのオートバックスに向かいました。
到着したらまずバッテリーを購入、ガレージが空くのを待ちます。
約10分後ガレージが空いて私の名前が呼ばれました。そして車をガレージに移動...できません。
もうバッテリーが上がっていました。正直どうしようもないです。
結局オートバックスのお兄さんはちらちらと舞う雪の中バッテリーを換えてくれたようです
(って結構危ないのでは...)。取りあえずいい加減次の車を決めなければ、という
切迫感が出てきました。そこであんまり気乗りはしないものの、取りあえず
店を教えてもらって車を見に行くことにしました。
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